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2019年7月14日 (日)

村田純一「味わいの現象学─知覚経験のマルチモダリティ」(5)~第2章 感覚のスペクトル(3)

2.感覚のスペクトル (1)自我と世界のコミュニケーションとしての感覚  ドイツの精神病理学者シュトラウスは『感覚の意味について』のなかで、感覚を認識の観点からとらえる伝統的な見方を批判し、感覚を主体...

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2019年7月12日 (金)

村田純一「味わいの現象学─知覚経験のマルチモダリティ」(4)~第2章 感覚のスペクトル(2)

(2)皮膚によって見ること、あるいは音によって見ること  続けて、グライスの四つの規準の残りについてです。感覚という言葉を人間に限ることなく、動物の場合も含めるとすると、コウモリやイルカのエコロケーシ...

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2019年7月10日 (水)

村田純一「味わいの現象学─知覚経験のマルチモダリティ」(3)~第2章 感覚のスペクトル(1)

1.感覚の個別化  感覚をあらわすために、しばしば五感という言い方がなされます。しかし、それは人間に五つの感覚が備わっているということなのでしょうか、それともアリストテレスを嚆矢として感覚を五つに区分...

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2019年7月 7日 (日)

村田純一「味わいの現象学─知覚経験のマルチモダリティ」(2)~第1章 知覚のマルチモダリティ

1.マルチモダリティを示す諸現象  まず最初に概念規定から、マルチモーダルとクロスモーダルを区別します。クロスモーダルという言葉は、異なった感覚様相に属する現象同士が相互作用する点を強調する場合に用い...

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2019年7月 5日 (金)

村田純一「味わいの現象学─知覚経験のマルチモダリティ」(1)~序章 味わうという多次元的で相互浸透的な経験

 最初に、これから議論していくキーワードの概念説明を行なってくれます。 a.五感  五感とは、言うまでもなく、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五つの感覚です。そして、これらの感覚は、それぞれ眼、耳、鼻、...

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2019年6月28日 (金)

琴坂将広「経営戦略原論」の感想

 大きな書店のビジネス書のコーナーでは、たくさんの経営戦略に関する書籍が並べられている。古典とされているマイケル・ポーターやジェイ・バーニーからファッションの流行のように後から後から最新理論が発表され...

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2019年6月25日 (火)

ラファエル前派の軌跡展(10)~第4章 バーン=ジョーンズ(2)

 大作「ペレウスの饗宴」では、これまでとは変わった、完成したバーン=ジョーンズがいます。ダ=ヴィンチの「最後の晩餐」と似た構図の遠近法による画面は、あきらかに平面的なラファエル前派からの逸脱と言えま...

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2019年6月24日 (月)

ラファエル前派の軌跡展(9)~第4章 バーン=ジョーンズ(1)

 「受胎告知」という水彩画の作品。バーン=ジョーンズは後年、同じ題名の作品を制作していますが、この水彩画は初期のころで、画家が未だ自身の個性を見つけて、画面に定着できていないころの作品で、ロセッテ...

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2019年6月23日 (日)

ラファエル前派の軌跡展(8)~第3章  ラファエル前派周縁(2)

 ソロモンの影の薄い女性とは正反対の強烈な自己主張をするフレデリック・サンズの「ヴァルキューリ」という油絵作品です。サンズの作品は、以前のラファエル前派展で「トロイのヘレン」とか「カッサンドラ」といっ...

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2019年6月22日 (土)

ラファエル前派の軌跡展(7)~第3章  ラファエル前派周縁(1)

 展示室は隣りに移って、芸術至上主義の画家たちなど、ラファエル前派と活動をともにしたり、近くにいた画家たちです。  「初めて彩色を試みる少年ティツィアーノ」というジョージ・プライス・ボイスの作品です。...

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