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2022年1月23日 (日)

塚谷泰生、ピーター・バラカン「ふしぎな日本人─外国人に理解されないのはなぜか」

 自分の意見を強く主張しない日本人の引っ込み思案な性格は、外国人には理解しがたいという。この要因となる日本の集団主義は、世界にも稀なほど高度な労働集約で行われる稲作に起源がある。 稲はもともと熱帯・...

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2022年1月20日 (木)

田口茂「現象学という思考 〈自明なもの〉の知へ」

 何の疑いもなく「確か」だと思われていることは、当たり前なことだから殊更に「確か」であると言われることはなく、そのような言わずもがなの「確か」を探究しようとするのが現象学というものだ、という。 たと...

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2022年1月12日 (水)

古田徹也「いつもの言葉を哲学する」

 新聞に連載したコラムをまとめたもので、それぞれのコラムは一話完結だが、それぞれの話は生活の具体的場面で息づく言葉のありようをエピソードとして取り上げている。そこに底流する著者の姿勢は、言語とは生き...

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2022年1月 7日 (金)

「自立」は「依存」の反対ではなく、そのパターンのひとつ

 「自立」とか「独立」といっても、そもそも人は1人だけで生きていけるわけではない。実は膨大なものに依存しているのに、「私は何にも依存していない」と感じられる状態が「自立」といわれる状態。依存先がたくさ...

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2022年1月 5日 (水)

佐藤道信「〈日本美術〉誕生 近代日本の『ことば』と戦略」

 絵を見て、いい絵だというとき、なぜか?という問いは、根源的な問いだが、いわゆる“専門家”はそういう問いが一番困る。それは知識の前提以前の「そういうことになっている」ことを問われるからだ。それが「絵...

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2021年12月24日 (金)

渡辺浩「日本政治思想史〔17~19世紀〕」

 先日読んだ『明治革命・性・文明:政治思想の冒険』が面白かったので、同じ著者の著作。『明治革命・性・文明:政治思想の冒険』の前史を扱ったと言える。書名からは専門的な学術書のように見えるが、全然違う。...

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2021年12月15日 (水)

岡野友彦「院政とは何だったか~『権門体制論』を見直す」

 日本史の教科書で、院政とは譲位後の天皇が上皇として権力を握り続けることで、天皇が最高権力者であった律令体制から藤原氏が実権をにぎる摂関政治、そして上皇に権力が移った院政、そして武家政権に移るという...

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2021年12月13日 (月)

笹澤豊「〈権利〉の選択」

 「権利」という日本語を普段使っているが、これは外来語であり、英語では「right」だ。ところで、単にrightの意味を考えると「正しい」というのが本筋だ。たしかに権利に当たる「right」には正し...

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2021年12月 9日 (木)

小坂井敏晶「格差という虚構」

 刺激的なタイトルだが、格差が重大な問題として扱われている。その格差というのは平等と対比して考察されている。とはいえ、各個人はそれぞれ違う、言い換えれば差がある。そこで、結果の平等ではなく機会の平等...

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2021年11月21日 (日)

大木毅「日独伊三国同盟『根拠なき確信』と『無責任』の果てに」

 第二次世界大戦前夜の日独防共協定から日独伊三国軍事同盟の締結となり、対米宣戦に至ってしまう、ドイツに惑わされ、利害損失を十分に計算することなく、枢軸国と結び米英と戦うに至るまでの経緯を物語風にまと...

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