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2010年10月25日 (月)

アンジェラ・ヒューイット「バッハのゴルドベルク変奏曲」

Bach ここまで何枚かのゴルドベルク変奏曲を聴いてきて、それぞれの違いを見つけ、それを特徴として、それぞれの演奏を聴く切り口というもの、アプローチするための視点はそれぞれに違っていました。クラシックとか芸術とかいっても、所詮は代金を取って聴かせるわけだから、それが生活の糧となるわけだから、それは商品です。一昔前ならアートとコマーシャリズムとかいうのが真剣に議論されていた時代もありました。CDというパッケージにしろ、演奏会にしろ、代金を支払うわけですから、それに見合うことは当然要求します。その見合うものというのに、スペックのような客観的な基準はないので類似商品である他の演奏家との差別化がどのように為され、この演奏でしか味わえないものを、どれだけ豊富に提供してくれるか。その辺りがWTP(顧客が払いたいと思う水準)としての質を決めるのではないか。

前置きが長くなりました。なぜ、このような分かりきったことを書いてしまったのかというと、この録音を繰り返し何度も聴いていて、他の演奏と際立って違うところ、特徴、この演奏を聴くための切り口が見つからないでいます。演奏自体は、悪い演奏ではないと思います。いままで聴いてきた演奏できいてきた要素は、それぞれの水準で弾かれています。コンクールなんかでは、とてもいい成績をとるタイプでしょうし、ただしこの演奏はコンクールなんかのレベルではなく、ちゃんと人前でお金を取れる演奏だと思います。聴いていて、切り口が掴めないので、いつの間にか流れてしまっています。残念ですけれど、私には相性の悪い演奏としか言えません。

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