ウォーレン・バフェットの「株主への手紙2008」(2)
もう一度、2ページの44年間のパフォーマンス表を見てください。この間の4分3の年は、S&P500のインデックスが増加しています。私は、これからの44年間は、過去とほぼ同じ程度の進歩があると考えています。しかし、チャーリー・マンガー、バークシャーの私のビジネス・パートナー、も私も前もって勝利か敗北かの年を予測することはできません(我々の独断と偏見によれば、我々以外でもそんなことができる人はいないはずですが)。例えば、我々は、2009年の経済が確かに混乱状態にあること、そして特定の場合はおそらく改善の方向に向かうことを確信しています。しかし、株式市場が上向くか、下降するかは我々には分かりません。
良い年になろうと悪い年になろうと、チャーリーと私は、シンプルに、次の4つのゴールに向けて集中します。
(1) 大量の流動資産、少量の短期借入金、数十の収入源そして現金を特徴とするバークシャーのジブラルタルの財務体質を維持すること
(2) 我々の事業に永続的な競争の優位性を与える“濠”を広げること
(3) 新たな収益の獲得や様々な流れを開発すること
(4) 長年にわたってバークシャーに多大な利益をもたらしてきた経営幹部を拡大し、育成すること
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