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2011年3月 9日 (水)

ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(6)

さて、バークシャーの4つの主要なセクターを見てみましょう。それらは、各々、他とはまったく異なる貸借対照表と収益の特徴があります。したがって、それらを一緒くたにしてしまうと、分析できなくなります。そのため4つのビジネスを切り離して、ここに示します。これはチャーリーと私が見ている方法でもあります。

保険事業

損害保険会社(P/C)は後払いでプレミアムと保険料支払い要求を受けます。特定の労災補償事故が起こった場合のような極端なケースでは、支払いが数十年も伸びることがあります。この現在、保険料先方払いは、結局、そのお金は後で、他所に行くことになりますが、我々が“フロート”と呼ぶ多額の現金を保持させることになります。一方、我々はバークシャーの利益のためにそのフロートを投資します。個々の保険契約と支払い請求の出入りはありますが、我々の保持するフロートの総額はプレミアム・ボリュームと関連して著しく安定した状態を保っています。その結果、我々のビジネスは成長し、それにしたがってフロートも増えていきます。そして、我々はどのように成長したかを下の表で見てください。(下の表は省略)

我々のプレミアムが費用と最終損失の合計を上回っていれば、我々はフロートが生み出す投資収益を保険引き受け利益に計上します。そのような利益が生まれる時、我々は自由な運用を楽しんでいます。そして、未だよりよく保持のために支払われます。悲しいかな、このような幸福な結果の獲得に対して、すべての保険会社が激しい競争を引き起こし、そして、それがあまりに激しいため損害保険業界で保険引き受け損失を招いてしまうほどなのです。この損失は、業界がフロートを保持するために支払わなくてはならないものです。例えば、ステートファームという国内最大のよく優良会社は、この10年で7回保険引き受け損失を計上しました。その期間内に集積された引受業務損失は200億ドル以上に達しました。

バークシャーでは、我々は8年間連続で引受業務利益を上げ続けており、その期間の利益の合計が170億ドルにのぼりました。私は、確かにすべてではありませんが、将来において大部分の年で利益を計上することができると信じています。我々が、それを成し遂げれば、フロートはコストゼロ以上のより良いものとなります。もし、どこかの集団が我々に660億ドルを預け、そのお金の保持に対して料金を支払い、次に我々にその資金を自分たちの利益のために投資させれば、それなりに利益を受けることができるでしょう。

コストがかからないフロートが損害保険業界の全体としては期待される結果を上げていないことを、もう一度強調しておきます。ほとんどの年度で、プレミアムは経費と保険料支払い請求をカバーするのに不十分でした。その結果、業界の有形資産の全体としての収益は、何十年もの間、アメリカの全産業によって達成された平均にはるかに及びません。我々には、何人かの普通でないビジネスする素晴らしいマネージャーがいるため、バークシャーは顕著な経営成績を残すことができています。皆さんには、ガイコについて十分にお話ししたと思います。しかし、我々には、その他に、それぞれが独自のやり方でうまくいっている2つの非常に大きな事業と1つの小さな事業があります。

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ガイコ以外の最初は、アジッド・ジェインによって運営されるバークシャー・ハサウェイ再保険グループです。アジッドは、他の誰も求めないリスクや資本を起こすことに対して保険をかけます。彼の事業は、能力、速度、決断力、最も重要な保険ビジネスでのユニークな方法を考える頭脳の結合です。しかし、彼はバークシャーをその資源に関して不適切な危険にさらすことはしません。我々は、その点で、大部分の大きな保険業者よりも、はるかに保守的です。

1985年の事業開始から、アジッドは300億ドルのフロートと多額の保険引受利益を生み出す、他のどのような保険会社のCEOもできないような妙技のような保険ビジネスを作り上げました。彼の功績によって、バークシャーは何億ドルもの価値の上乗せができました。クリプトナイト(スーパーマンに傷害を与え、死に至らしめる物質)にさえ、アジッドは跳ね返りを得ます。

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我々には、タッド・モントロスが経営するゼネラル・リーの別の強力な保険チームがあります。

実際に、健全な保険事業の活動には次の4つの規律が必要です。(1)保険に損失を招く可能性のある外部事情による危険状態の理解、(2)それが行う場合に損失あるいはコストを実際に引き起こす危険状態にたいする控えめな評価、(3)将来の損失コストと営業経費がカバーされた後でも平均して利益を上げることができるようなプレミアムのセッティング、そして(4)適切なプレミアムを得ることができないときに立ち去る意志。

多くの保険業者は、最初の3つのテストにパスして、最後の4つ目で失敗します。ウォール街の懇願、政府機関やブローカーからの圧力、あるいはテストステロンで気力補強するCEOの規模縮小への拒絶などにより、あまりにも多くの保険業者が不十分な価格で保険契約にサインしてしまいました。「他の人々もそうしているので、我々も同様にそうしなければならない」どんなビジネスでも言われていることですが、保険ほどではありません。

タッドは保険戒律の4つ全部を遵守しました。それは結果に現れています。彼のリーダーシップの下でゼネラル・リーは莫大なフロートはコストがかからない以上の良好であり、我々は、それが平均して続くと予想しています。

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