無料ブログはココログ

最近読んだ本

« ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(9) | トップページ | ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(11) »

2011年3月14日 (月)

ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(10)

投資

我々の報告書上の利益は、ポートフォリオ会社が我々に支払う配当だけが反映しています。しかしながら、昨年の我々の投資先の未処分収益のシェアは20億ドル以上でした。これらの留保利益(利益剰余金)は重要です。我々の経験、そしてさらに言えば、過去の世紀にわたる投資家の経験において、未処分利益は、非常に不規則な方法ではありますが、市場獲得によって資金を補われ調和されられた、あるいは、超過となりました。(たしかに、時には相関関係は逆に進むことがあります)1人の投資家が2009年に言ったように、「これは離婚よりひどい。私は財産の半分を失ったが、しかも妻が残っている」我々は、将来、市場獲得と少なくとも我々の投資先の保有する利益が等しくなると考えています。

***********

バークシャーの正常な収益力に関する当初の予測では、我々は今後の投資に関連する3つの調整を収入にしました。(しかし、私が長と説明した未処分利益のために何も含んでいなかった。)

最初の調整は、明らかに否定的でした。昨年、我々は、相当な金額を報告書の利益に寄与していた5つの大きな債権確定利付投資について議論しました。これらのうち一つ、スイス・リー社債は2011年の初めに償還され、他の2つ、ゴールドマン・サックスとゼネラル・エレクトリックの優先株は年末までに処分されそうです。ゼネラル・エレクトリックは10月に、我々の優先株を償還する権利があって、そうする意向を明らかにしています。ゴールドマン・サックスは30日間の通知で償還できる権利を持っていますが、連邦制度理事会に阻止されました。残念なことに、間もなくゴールドマンに青信号を与えることになるでしょう。

償還を予定している3社は、集計で14億ドルのプレミアムを我々に支払うことになります。しかし、償還は歓迎されないでしょう。その後、我々の収益力はかなり落ちるでしょう。それは悪いニュースです。

2件の埋め合わせの見込みがあります。年末で、我々は2010年の間ずっとわずかな利益を生み出していた380億ドルの短期金融商品を保有していました。しかし、数ポイントで、より良い利率に回復するでしょう。それらは少なくとも5億ドル、多分もっとずっと多く、の投資収入を追加するでしょう。金融市場のこの種の利回りの増加はすぐにやって来るわけではありません。それでみ、我々が回復した利回りを“通常”の収益力の推定に含めることは可能です。利回りが高くなる前でさえ、我々は幸運を得て、蓄えている現金をそれなりのリターンを得る投資に振り向ける機会に恵まれました。その日が、早く来ることはないでしょう。イソップ物語を現代化するために、車の中の少女は電話帳の価値を持ちます。(意味不明)

それに加えて、現在、我々の保有する普通株式の配当は、確実に増加するでしょう。最も大きな増加はウェルズファーゴからのものになりそうです。ゴールドマン・サックスを通した我々の友人である、連邦制度理事会は、強いにせよ、弱いにせよ、この2年間で大手銀行の配当を凍結させました。ウェルズファーゴは、不況の最悪の時期にも一貫して繁栄を続け、現在も健全な財務体制と収益力に恵まれていますけれど、それゆえに、人為的に低い配当支払いを強制されてきました。(我々は連邦制度理事会を非難するつもりはなく、様々な理由で、危機とその直後の余波の間は、意味のあることでした。)

あるポイント(時点?)で、おそらくすぐに、連邦制度理事会の規制は終わることになるでしょう。そのとき、ウェルズファーゴは、そのオーナーが業績にふさわしいと考える合理的な配当政策に戻すことができるでしょう。その時、我々は、この有価証券からの配当が毎年何億ドルも増加すると思っています。

我々の保持する他の会社も、同じように配当を増加させるでしょう。コカコーラは、我々が株式を取得し終えた翌年の1995年には8800万ドルを、我々に支払いました。それ以来毎年、コカコーラは配当を増やしました。2011年には、昨年よりも2400万ドル増えて3億7600万ドルを、ほとんど確実に受け取ることができるでしょう。10年以内に、我々は、その3億7600万ドルが二倍になると思っています。その期間が終わるまでに、コカコーラの年間収入における我々のシェアが我々の投資額を100%上回る事態になっても驚かないでしょう。時間は、素晴らしいビジネスの後援者です。

全体として、我々の“正常な”投資収入が2010年に実現したものに少なくとも等しいと信じています。私が開設した償還が2011年とだいたい2012年に同じように、取り分をカットされてしまうけれど。

***********

昨年の夏に、ルー・シンプソンが引退したいと、私に話しました。ルーはほんの74歳という、チャーリーや私はバークシャーでは見習いと考える年齢だったので、彼の申し出は、驚きでした。

ルーは、1979年、投資マネジャーとしてガイコに加わりました。そして、会社に対する彼の貢献は非常に貴重でした。2004年の年次報告で、私は株式で彼の記録を詳しく述べました。そして、彼のパフォーマンスが私のを悪く見えさせたというだけで、最新版の記述を省略しました。誰が、それを必要とするでしょうか。

ルーは自分の才能を触れ回るような人物ではありません。しかし、私はそれをします。手短に言って、ルーは偉大な投資家の一人です。彼がいなくなると寂しくなるでしょう。

***********

4年前、私、チャーリー、ルーがここにいなかった時に、我々が続けていくために1人以上の若い投資マネージャーを加える必要があると、皆さんにお話ししました。その時、我々には、今我々が行っているようなCEOの仕事にすぐ就くことのできるような顕著な候補者が数人いました。しかし、我々は投資の面でバックアップしませんでした。

多くの投資マネージャーを最近の素晴らしい業績によって評価するのは簡単です。過去の結果は重要ですが、将来の可能性を判断するためには、十分ではありません。マネージャーがリスク(あまりに多くの学者が選択するベータでは測定しきれないもの)を感じ取り、理解しているように、記録がどのように成し遂げられたかということは重要です。リスク基準に関して、我々は評価することが困難な技術、例えば、以前に観察されない経済シナリオの影響を予想する能力、をもった人材を探していました。最終的に、私は与えられた仕事をするという以上にバークシャーで働くということを尊重する人物を欲していました。

チャーリーと私が、トッド・コームズに会ったとき、彼が我々の要件に合っているのを知りました。ルーの場合と同様に、S&Pに比例して彼の実績に基づく給料と付随的な支払いを彼に支払うでしょう。我々は、過分な支払いによってマネージャーがシーソーのような不安定なパフォーマンスに陥らないように延期や繰り越しの準備もしています。ヘッジファンドでは、業績が悪化したとき、上層部で莫大な支払いを受け、大金を抱えて立ち去った無限責任社員がひどい振る舞いを演じました。同時に、有限責任社員は初期で得た利益を失いました。時々、その同じ無限責任社員が、将来の利益に参加できるように、過去の損失の回復する必要のない別のファンドを素早く立ち上げました。そのようにマネージャーにお金をつぎ込む投資家はパートナーではなくお人好しというレッテルをはられるべきです。

私がCEOである限り、大多数のバークシャーの債権と普通株を管理し続けます。トッドは、まず、彼が毎年リセットできる量である10億から30億ドルの範囲で資金を管理することになります。彼の焦点は普通株ですが、投資の形態は制限されません。(ファンドのコンサルタントは“ロングとショート”“マクロ”“国際的な株式投資”のようなスタイル・ボックスが好きです、バークシャーでの我々のそれは“賢明に”です)

時とともに、我々は適切な人物を見つけることができれば、1人か2人の投資マネージャーを加えることができるかもしれません。我々がそうすれば、我々は各々のマネージャーのパフォーマンスの補償の80%をそれぞれのポートフォリオと他のマネージャーの20%の補償に依存させるでしょう。我々は各人の成功のために、大きく報いるが、一方で競争ではなく協力を促す補償制度を欲しています。

チャーリーと私が、最早周りにいなくなった時、投資マネージャーたちはCEOと取締役会によってセットされた方法でポートフォリオに対する全責任を負うことになるでしょう。良い投資家はビジネスの買収に対して役立つ展望をもたらしてくれるので、我々は投票権は持たない彼らの意見をあり得る買収に対する知恵を借ります。もちろん、最終的には、取締役会は主要な買収に関しては招集されます。

脚注:トッドが我々に加わることについてプレスリリースを出したとき、彼が“無名”で、我々が“大物”を探さなかったことに何人かのコメンテイターたちは当惑を表明しました。私は、彼らのどれほどが、1979年のルー、1985年のアジッド、1959年のチャーリーを知っていたか分かりません。我々の目標は10年たって硬くなったパンではなくて、2年ほどの経験の事務局を見つけることでした。(これは80歳のCEOが使うにはもっとも賢明な比喩かもしれません)

« ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(9) | トップページ | ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(11) »

バフェットの手紙」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(10):

« ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(9) | トップページ | ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2010(11) »