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2012年3月13日 (火)

ウォーレン・バフェットからの手紙 2011(7)

フロートのサイズでみると第一は、アジット・ジェインによって運営されているバークシャー再保険グループです。アジットは他の誰もがやろうとせず、資金をかけようとしないリスクに対して保険をかけます。彼の活動は、保険ビジネスの中ではユニークな方法で、能力、スピード、決断力と最も重要な頭脳を組み込んだものです。彼はバークシャーを我々の資源に関して、不適当な危険に決して晒しません。本当に、我々は大部分の保険業者に比べて、その点ではるかに保守的です。例えば、保険業界がいくつかの大規模な大災害の被害で、これまでに直面したもののおよそ3倍の損害となるような2500億ドルの損害を経験したとしても、これまでの利益の連続により、その年には穏健な額の利益を計上するでしょう。これに比べて、他のすべての主要な保険業者と再保険業者は大幅な赤字となり、そのいくつかは債務超過に直面するでしょう。

1985年のスタンディングスタートから、アジットは340億ドルの著しい引受業務利益をフロートにより産み出しました。これは他保険会社のCEOでは近づくことする出来ない業績です。これらの成果により、彼はバークシャーに何十億ドルもの価値を追加させました。チャーリーは喜んで、彼を私の後継者にするでしょう。私も異議はありません。

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我々には、ゼネラル・リーというもう一つの強力な保険チームがあり、これをテッド・モントロスが率いています。

本質的には、健全な保健活動には四つの規律を固く守る必要があります。それは(1)ポリシーが損失を招くような異なる際に晒されているすべての危険を理解していなければならない、(2)それを実行する場合にの損失や見込まれるコストを引き起こすと見込まれるあらゆる要素を保守的に評価しなければならない、(3)将来の損失コストと営業費をカバーして、平均して利益を上げることの出来るプレミアムを設定しなければならない、(4)適切なプレミアムを得ることができない場合には退場する用意をしておかなければならない。

多くの保険会社は最初の3つのテストには合格するものの、第4に失敗します。彼らは、単に競争相手が熱心に引き受けている保険ビジネスに背を向けることができないのです。他のみんながそうしているので、我々も同じようにそうしなければならないという古いガイドラインは、保険により当てはまりますが、それ以外のどんなビジネスでもトラブルを招くことになります。本当によい保険業者とは、車で帰宅途中に妻から電話を受けた高齢者のような同じような独立した思考法が必要なのです。彼女は警告します。「アルバート、気を付けて。ラジオで聞いたのだけれど、インターステイトに沿って誤った方向に向かっている車がいるそうよ」彼は答えました。「メイベル、彼らの半分はそれに気づいていない。君が言っているのは1台の車ではなく、何百台という車だ。」

テッドは四つの保険規律を全て守りました。それは彼の成果に現われています。ゼネラル・リーの巨大なフロートは彼のリーダーシップの下でコストフリー以上の状態にあり、平均して将来もそうあり続けるだろうと予想できます。ゼネラル・リーを獲得した最初の数年は、大きな頭痛の種でした。しかし、今では宝です。

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我々は3つの主要な保険会社の他により小さな会社のグループを所有しています。そして、それらのほとんどは保険世界の辺鄙な片隅で取引を営んでいます。全体として、それらは一貫して利益をもたらしてきました。そして、それらが我々に提供するフロートは相当な量です。チャーリーも私も、これらの会社やマネージャーを大切にしています。

年末に、我々は、ニュージャージーで医療過誤を対象としているプリンストン損害保険を買収しました。この取引は、インディアナに拠点を置く医療事故の保険業者であるメディカル・プロテクティブのスターCEOであるティム・ケネシーの経営を拡大させることになるでしょう。プリンストンは6億ドル以上のフロートと以下のテーブル(省略)に示したものを我々にもたらすでしょう。

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