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2012年9月24日 (月)

あるIR担当者の雑感(87)~個人投資家向け説明会の試み、後日談(1)

以前、6回にわたって個人投資家向け説明会を計画しているプロセスで考えていたことを書きましたが、先日、実際にその試みを実施しました。そこでは、考えていたことを確信した点や考え違いしていた点など、実際にやってみて考えが及ばなかった点など、様々な課題が浮かび上がってきました。まずは、課題がハッキリしたという点で、初めての試みは成功だったと自己評価しようと思っています。というような多少奥歯に物が挟まったような書き方をしていますが、そうやって自らを鼓舞しているということも否定できません。それは、思った以上に新しい試みに対して理解が得にくいことが実感できたことでもあり、思った以上に私自身がその通りに動けなかったことです。

まずは、簡単に、どのように実施したかを説明しましょう。プランでは、工場を併設した会社に個人投資家に来てもらって、会社説明をひと通り行った後、工場を中心に社内を見学してもらうというものを計画しました。想定した出席者数は10名前後で、説明でも一方通行に終わらず双方向にするためと、工場見学で十分に説明が通じることを考えた人数枠です。説明と質疑応答、そして工場見学で通して2時間という設定にしました。会社は交通の便が良いとは言えないので、午後2時から4時という時間設定にしました。といって、これだけでは知名度のない私の勤め先ではホームページで発表しても人は集まらないし、マスコミに広告を出す予算は望めないため、証券会社の協力を仰ぐことにしました。主幹事になってもらっている証券会社の最寄の支店で営業員の方を対象にして、前もって会社説明会を実施し会社のことを理解してもらい、証券会社で個人投資家に声をかけてもらったり、告知をしてもらって参加する個人投資家を募ることになりました。募集期間は1ヶ月。ちょうど、この時期はJALの再上場も控えていたりと各証券会社では、その募集で営業は忙しかった時期だったようで、また、このような試みは声をかける人も、誰でもというわけにもいかず、個々の営業員のひとには負担だったのではないかと想像しました。

そのような中で13名の申込みがあり、実際に出席したのは9名ということになりました。出席したのは、会社の立地する市内に在住、あるいは周辺の地区に在住の個人投資家でした。年齢的には。リタイア以後の世代が3分の2で、男女比率では男性が3分の2という内訳でした。平日の日中ということで、出席できる人は限定されるのは仕方がないとおもいます。今後のことを考えると土曜日の実施ということも可能性して考慮する人があると思います。このような具体的な実際のことは、実施してみてはじめて分ったことです。このようなことは、実際の運営面で、勿論大切なことですが、これまで抽象的に想定していた個人投資家というものに対して、始めて顔が見えてきたことで、これによって想定される個人投資家像がより具体的になり、それに対する基本的な方針も修正していくことを迫られる可能性も出てきました。そうなると、説明会そのもののプランも微調整かそれ以上の修正の可能性も出て来ることになると思います。

また、申し込んだ投資家は証券会社の紹介ということになるので、参加者は証券会社の顧客の中からそれなりの人となると思っていたところ、紹介で証券会社とは取り引きがない人も申し込んで参加したということがありました。これは、ゆくゆくは投資家のネットワークによって説明会が口コミで広がり、紹介とか噂に聞いて参加する人が出て来ることを期待しましたが、それには説明会が定着して、一定の支持を得られてからと思っていたのが、初回で実現してしまったので、期待をはるかに超える成果があったと思います。

自然申し込みが13名で、実際の出席が9名ということで、当日のキャンセルは4名ということになり、キャンセル率は3割ということになりましたが、これは比較的よい結果だったと思います。それだけ、確度の高い投資家に証券会社では声をかけていたとことで、当日出席できなかった人の内、連絡の手違いで開催日を間違って伝わった人のいたことから、かなり高い率で、出席の意志はあったと想像できます。そう言うこともあったので、後日、出席できなかった4名の投資家に対しては当日の配布資料をお送りすることも有効ではないかと考えられたのでした。(実際、証券会社を通じてお送りしています)そうなると、この人たちは、たまたま今回は出席できなかったが、次回の出席は期待できるということになります。

これから、数回に分けて、実際に説明会を実施して感じた課題や可能性をいくつかの側面で検討し、最後にまとめとして、今までに考えられなかった新たな方法や可能性が課題として浮上してきたので、述べていきたいと思います。

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