歳をとって本当に怖いのは「精神的退廃」
偶然に見たブログで目にした一節です。(『おもしろい50歳が増えると、日本は変わると思う』)この記事は、長くてなかなか本題に入らないのですが、読み応えがあって、50歳を越えた年齢の私には、他人事ではない、ハッとさせられるものがありました。
そう、年を取って肉体が衰え、若いころのような溌剌としたところはなくなります。私はいつまでも若くいたいとか、若く見られたいなどということは思わないのですが、とはいっても、ふっ切れたか、といわれれば、そうとも言えないところです。
そんな衰えではなくて、精神の衰えへの危機感ということに対しては、私は100%同意します。この人の言う面白い50歳というのは、滲み出てくる感じのおもしろさ、と言います。それは、ちょっとした物の見方やその人なりの捉え方から出てくるもので、どれだけ経験したことを自分の中で「おもしろく」変換させてきたか。この「変換」があるかという、いうなれば人生から蓄積されたものです。
そういうのって、いいなと思いつつ、自分には今さら無理っぽいと思いつつも、私の場合には、このようなプログを始めて、コツコツととにかく続けていて、このプログを通じて、ネットでやり取りする人ができたり、何かの縁でこれを読んでくれて、何気ない席で「読んでますよ」と声をかけられて、そこでちょっとした付き合いが生まれる、というようなことは、自分一人では無理かもしれないけれど、「おもしろい」に変換させることをこういうネットワークの中で自然にできるようなことが、あるのではないかと思ったりします。そのためには、自分自身がネットの上だけでなくて、実生活でも、そうあろうと努力することは必要なのでしょうけれど。(とはいっても、そんなに無理する必要はないと思いますが)
いつも、比較的長めの記事を書きますが、今回は、ふと、思いついた走り書きのような投稿です。もしかしたら、これから、たまに、こんな書き込みを思いつくかもしれません。
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コメント
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こんばんわ。
こんな軽い感じのブログもたまにはいいんじゃないですか~
CZTさんは、私にとってはとっても十分おもしろい人です。
どこがってつっこまれると困りますけど…なんとなくです、ハイ。
人間的に優しい♪
それに大人だと思います。
私の様な未成熟な大人からするとですね(笑)。
投稿: poem | 2013年5月11日 (土) 23時39分
poemさん
コメントありがとうございます。
いただいたコメント、家宝にします。
投稿: czt | 2013年5月12日 (日) 01時17分