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2014年6月 9日 (月)

ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2013(6)

規制された、資本集約的な事業

“公共的な事業には多くの規制の制約がありますが、我々がこの分野でさらに約定を受ける可能性はあります。我々がそうした場合には含み益が増えることになるでしょう。”─1999年の年次報告書

我々にはBNSFとミッド・アメリカン・エナジーという我々の他のビジネスと区別される共通の特徴をもった2つの非常に大きなビジネスがあります。したがって、我々はこの手紙でこの2社を自身のセクターに割り当てて。我々のGAAP貸借対照表と損益計算書にこの2社の統合財政統計を振り分けます。

この2社の主要な特性は、バークシャーによって保証されない大量の長期国債によって部分的に資金を供給されるという規制された資産と非常に長期の投資を有していることです。この2社には我々の信用は必要ではありません。この2社には恐ろしい景気状況においても、十分に利益をえる収益力があります。昨年の生温い経済において、たとえば、BNSFのインタレスト・カバレッジは9.1でした。(我々のカバレッジの定義は、利子に対する税引き前利益であって、EBITDAではありません。それは深い損失に対する一般的な見方です)

一方、ミッドアメリカンでは2つのファクターはあらゆる状況でもサービスを確実に供給することを可能にしています。第1点はすべての公共事業に共通のもので、不況態勢所得です。これは不可欠なサービスを独占的に提供している会社にだけあるものです。第2点は他の公共事業にはないもので、単一の規制機関から受ける深刻な障害から我々を守るための利益獲得の経路の多様性です。今、NVエナジーを買収したことにより、ミッドアメリカンの収益基盤は、さらに広がりました。ミッドアメリカンとその公共事業を営む子会社は、この特定の強みを生かして、バークシャーに所有されるで、負債のコストを大幅に削減することができました。この利点は、我々や株主に大きく貢献することになります。

毎日、我々の2つの子会社は主要な方向でアメリカ経済の原動力となっています。

 トラック、鉄道、水上、航空全てを含めたアメリカにおける都市間の貨物輸送のマイル当たりのトン数でいうと約15%がBNSFによって担われていると、皆さんに言うことができます。事実我々は他のどれよりもマイルあたりの多くのトン数で運搬します。そのことがBNSFを我々の経済の大動脈としています。業界ナンバーワンの地位は2013年に、さらに強化されました。

BNSFはとても燃料効率がとてもよく自然に優しく貨物を移動させます。ディーゼル燃料1ガロンで1トンの貨物を500マイル運ぶことができるのです。同じ仕事をトラックが引き受ければ、その4倍の燃料を浪費してします。

 ミッドアメリカンの電気事業は10の州で個人消費者に規制を受けて提供しています。これほど多くの州にサービスを提供している会社は他にありません。その上、我々は再生可能エネルギーの分野でリーダーに位置にあります。最初に9年前のスタート時点から我々は我が国の風力発電の7%を発電してきました。太陽光発電における我々のシェアは、まだ建設中ですが、さらに大きくなるはずです。

ここからの利益のすべてを自身で持てるので、ミッドアメリカンはこれらの投資をすることができます。これは、あまり知られていない事実です。昨年、ミッドアメリカンは、他の国内の電力会社よりも断然多くの利益をドルで持ちました。我々と業務監査委員会は、このことを重要な利点と見なしています。今から、5年、10年、20年と残るものです。

我々の現在のプロジェクトが完成すれば、ミッドアメリカンの再生可能ポートフォリオは150億ドルを要しました。われわれは、それらのプロジェクトが相応のリターンを見込めれば、そのような参加を喜んで行います。我々は将来これらが規格化されるということを信じています。

我々の過去の経験と知識によって社会が流通とエネルギーに多大な投資を永遠に必要としているという我々の確信は正当化されます。重要なプロジェクトに継続して資金を提供する流れを確保することで主要な提供者をどうするかということは政府の関心によっています。監査機関や人々の代表から承認を得ることで事業を行うことは、我々の関心によっているのです。

その任務に対する我々の献身は、52の持ち株会社と101の電力会社を対象とする昨年の顧客満足度調査で証明されました。回答者の95.3%は「非常の満足した」と答え、「不満足」と回答した人は一人もいなかったことにより、ミッドアメリカン・グループは第1位にランクされました。ちなみに調査の一番下の得点は34.5%でした。我々の3つの会社はすべてミッドアメリカンに買収される前の調査では、はるか下位にランクされていました。我々が拡大をしている時に、達成した並外れた顧客満足は非常に重要です。我々が参入することを望んでいる州の監督機関は、我々が信頼できる電力会社であることを知っており、我々に会いたがっています。

我々の鉄道会社は顧客ニーズの先取りにおいても勤勉でした。あらゆるやり方で、わが国のインフラストラクチャーが壊れてきていることについて皆さんが聞いているであろうこと、一般的にBNSFや鉄道に当てはまります。アメリカの鉄道網は、産業による巨大な投資の結果、良好な状態にありませんでした。しかし、我々は休んでいるわけではありません。BNSFは2013年の鉄道事業に40億ドルを使いました、これは減価償却費の2倍にあたります。そして、2014年はさらに多くの金額を使うでしょう。信頼できる輸送機関の必要性に対して先見の明があったノアのように、我々は将来の計画を立てることが重要であることと思っています。

我々の資本集約的な2つの会社は、ミッドアメリカンはグレッグ・アベルが、BNSFはマット・ローズとカール・アイスが率いています。この3人には私は感謝しており、みなさんもそうするに値する有能なマネージャーです。

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