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2014年12月 7日 (日)

あるIR担当者の雑感のおしまい

もともと、このブログを始めたのは、IRという業務をやっていて可能性を試すために、まずはインターネットという表現媒介を自分で試してみようということが動機でした。そのなかで、IRについて自分なり考えたことや、そういう考えがでてくる自分自身のベーシックな思いなどは、なかなかIRのパブリックなスタイルの中では直接的に表わすことができないので、サイド的なところで裏話のように、関係した人とコミニュケィションできないかという感じで始めたというところです。それはそれで、IR業務を通じて知り合った何人かの方には読んでいただいて、ご意見をいただいたり、読んだというメッセージをいただいたり、それを励みにして続けることができたと思います。また、私自身も、ここに考えを書き込むことで、自分なりの考えやスタンスを、自己確認できて、考えていることを明確にすることができたと思っています。

それで、しばらく前にIRの業務から離れることになっても、未練というのでしょうか、時折思い出したように書き込んでいました。それも、今回を最後に、このカテゴリーは終わりにしようと思います。

これから先は、個人的な愚痴と泣き言になりますので、読む人のことは考えずに書き進みます。なので、無理して読まないで下さい。気分が悪くなるかもしれません。

先日、私の勤め先の決算説明会が開催されて、そこに出席してくれた人から、その時の模様を聞く機会がありました。決算説明会というのはIR業務のメインとなるイベントで、会社の決算の内容とか、それを踏まえて今後どのように経営していくかを投資家や報道のひとたちに説明するもので、私もIR担当であったときは企画かに運営まで全般を行ってしました。この決算説明会をどのように行うかについて色々考えたことも以前に、このブログで何度も書き込んだりしたものでした。それで試行錯誤していたのを出席していた一部のアナリストや投資家の人たちが興味を持ってくれて関係が生まれた。その後、私は担当を離れ、後任に業務を引き継ぐことになり、今回の説明会は後任の人が担当して2回目ということになります。それは、以前の(私が担当していた頃と)会社としての継続性がみられないほど、別もののようになっていたということでした。以前に続けて出席してくれていたアナリストや投資家の人の顔も見られなくなり、説明の内容や資料についても興味を持てるものでなくなったというようなことが聞いていて想像されるのでした。

実際に、いままでなんとなく想像はできていたのですが、個人的には愛着をもってある意味10年近くの期間に精魂を込めていたことだったので、寂しさは禁じえず、説明会の話を聞いた日は悔しいやら寂しいやら空しいやらで、一人になったときにはかなり混乱していました。落ち着いて考えれば、会社とか、仕事とかいうのは、そういう物で仕方がないのは分かっているのですが、それにしても、この年齢になっても、なかなかそれを納得したり、諦めることができず、こうやって愚痴も並べていますが、もうこうなった以上、じたばたしてもしょうがない、それは分かっているのだけれど…、などと堂々巡りを何度も繰り返し…

ということで、一つの区切りとして、まずできることはこの「あるIR担当者の雑感」というカテゴリーを未練がましく続けていたのを、とにかく終わらせることにしました。今後、このカテゴリーには書き込みをしないことにしました。

しかしながら、言うまでもないことですが、ブログ自体は続けます。また、たまに、おもったことを雑感てきに書き込むことはあるかもしれませんが、それは、これからは「日記・コラム・つぶやき」として書き込んでいくつもりです。

以上、今回は愚痴と泣き言を並べました。

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