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2015年4月 1日 (水)

ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2014(17)

BPLのリソースの多くを瀕死の事業に投入するという最初の誤りを、私は引き止めることができず、瞬く間に過ちを重ねていってしまいました。実に、私の第2の大失敗は、最初の失敗よりもはるかに深刻なもので、私の経歴の中でも最も高くつくものでありました。

1967年のはじめ、私はオマハに拠点を置く小規模だれども有望なナショナル・インディミニティー(NICO)を買収するために、バークシャーに860万ドル支払わせました。(もう1社の小さな保険会社も、その取引に含まれていました。)保険は、私のスウィート・スポットです。私は、この事業を理解し、好きでした。

NICOのオーナーであるジャック・リングウォルトは古い友人で、私個人に、売りたがっていました。どう考えても、彼の申し出は、バークシャーのためのものではありませんでした。それでは、どうして私はBPLではなくバークシャーのためにNICOを購入したのでしょうか。私は、その疑問の答えを48年間探してきましたが、未だによい答えを見つけられません。私は途方もない間違いを犯したのです。

もし、BPLが購入したのであれば、私もパートナーもバークシャーがそうなっていくだろう企業形態の基礎部分となる運命にあった素晴らしい事業を100%を所有することになったわけです。その上、我々の成長は20年近い間、テキスタイルの織物事業に非生産的に資金を投入せざるを得なかったことで、妨げられることはありませんでした。最後に、我々の購入は、我々が、その人々に対する義務を持たないバークシャーのレガシー株主による39%の所有から私とパートナーによる完全取得となりました。私の目の前にこのような事実が迫っていたにもかかわらず、私はNICOの素晴らしい事業の100%と61%所有していたバークシャ・ハサウェイのひどい事業を一緒にすることを選んだのでした。この決定はBPLパートナーから1000億ドルかそこらの金額を見知らぬところにつぎ込んでしまうことになったのでした。

 

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もうひとつ告解してから楽しい話題に移りましょう。皆さんは、私が1975年に、もうひとつのニューイングランドのテキスタイル・メーカーであるワウムベック・ミルズを購入したことを信じられますか。もちろん、購入価格は私が受け取った資産から見れば“お買い得”で、バークシャーの既存の織物ビジネスとの相乗効果も期待できるものでした。それでも、おどろきですよね、工場を近いうちに閉鎖しなければならかったワウムベックは災害のようなものでした。

そして、いいニュースです。北部のテキスタイル・メーカーは最終的になくなってしまいました。私がニューイングランドをうろうろしていても、皆さんは不安になることはありません。

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