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2015年6月24日 (水)

コーポレートガバナンスそもそも(8)

16世紀から18世紀の西欧は宗教対立の時代と言えるのではないか。例えば、イギリスの場合、テューダー朝の下で国教会をつくって、ローマ教皇と決別した。その激しい対立もさることながら、他方でピューリタニズムが草の根で興ってくる。その対立はクロムウェルのピューリタン革命までエスカレートすることになるが、ピューリタンには、さまざまな宗派が競争するように信者獲得に励む。それは、宗派の盛衰をかけた競争であり、それを末端で担ったのは各地に派遣された司祭たちだ。彼らは信者の獲得が成績となったため、様々な工夫と努力で獲得に励んだという。それは信者獲得の自由競争の様相を呈し、まるで、市場のシェア争いを繰り広げる、現代の企業の競争そっくりだ。しかし、信者獲得の競争を宗派で繰り広げても、国教会は政府公認で教区を管理する特権的な立場にあり、自由競争を免れていた。このようなことを考えると、宗教の自由は、思想・信条の自由ということだけでなく、経済活動の自由の面もあったと言えるかもしれない。というのも、ピューリタンたちは、その自由を求めて新大陸アメリカにわたり、自由な信者獲得活動を始めるが、それが経済活動に替わっていったということだからだ。コーポレートガバナンスのことを考えようとして脱線してしまった。

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