転勤ってホントに必要?
ある人事労務の専門誌のモニターを引き受けていて、定期的に誌面についてのアンケート調査を受けている。今回は、最近数か月分の内容に関してのものだったが、その中に転勤の特集。人事総務部は社内に転勤が発令されると、転勤手当などの給与面や社宅の手配、引っ越しの世話、単身赴任であれば別居手当や帰宅旅費の手当て、はてまた赴任中の留守の自宅の面倒など、手間と費用をかなりかけている。各企業では、何をどこまでやっているか、あるいは、効率化や節減に頭を痛めている。その情報を特集していた。
だが、そういう点では真剣に色々考えているのだろうけれど、そのコストをどのように計算しているのか、そしてそのコストに見合った以上のメリットがあることをどのような計算で評価しているのだろうか、ということは各企業の現状はどうなのかは話題にもなっていなかったのが不思議な気がした。それは、人事総務部門が考えることではなく、テリトリー外ということなのだろうか。少なくとも人が動くことなのだから一つのプロジェクトといってよい。プロジェクトであれば結果の評価は必ず行うはずだろう。
そもそも、通信技術が発達しし結果、オフィスに出向かなくも仕事ができるようなときに、そして、国内外で地産地消とか現地に任せるような傾向が進んできているようになっているとき、わざわざ手間とコストをかけて転勤をする収支計算を各企業では、とのようにやっているのかは人事総務部門でも情報として欲しているではないか、と思ったりした。本当のところは、どうなのだろうか。
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