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2015年7月 3日 (金)

コーポレートガバナンスそもそも(14)

中長期の投資家からリスクマネーを招き入れることが、持続的な企業成長のためには重要なこと。企業は常に決算でよい業績を続けるとは限らない。短期投資家であれば、保有株を売ってしまうだろう。だけど、長期投資家は、その短期投資家売って株価が下がった段階で買い増す。長期投資家にとっては長期的なリターンが高くなることになる。しかし、ガバナンスが効いていないとか、株主のことを軽視している思われる企業には、そういう行動をとらない。先々への期待とそのベースになる信頼を持てないからだ。例えば、日本企業には少なくない成熟化して、簡単に短期で収益力が上がりにくい企業にとって、苦しいときに、市場の信頼を得て、中長期的に支えられる投資を受けられるのは、たいへんありがたいし、そのための仕組みのひとつとしてガバナンス・システムを考えることができる。

伊藤レポートをめぐるこんな話がある。ある経営者が、製品・サービスという価値を提供して、投資家が言う価値は残りの残余だと。「投資家は残りなのでそこばかり見られると困る、慥かに弊社は対して利益を生み出していないように見えるかもしれないが、これだけのサービス・製品を出しているではないか」と。投資家は積極的ではないが無意識の株主軽視を懸念する。だって、そのサービス・製品が本当に価値が高いならば、世の中で認められて高い利益率として評価が最終的に跳ね返ってくるはずだと。その結果、競争優位になって、さらによい循環に入っていけるはずだ。そういっていない経営はどうなのか、と。短期的利益の投資家と将来を見る日本的経営という紋切型から脱することから始めよう…という

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