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2015年7月26日 (日)

花火考

 花火はお盆の時期に行われる。隅田川の花火大会も、以前は川開きと言っていたと思う。川開きはもともと水神祭の行事で、そこには水難者の供養と将来に向けた水難除のためだったものだという。お盆は死者の鎮魂の行事。花火はそういう中で上げられた。夜空に一瞬、まばゆいほどの光の大輪の輪が輝き、目がくらむ。これが死者の鎮魂と、どう関係するのか。それは、多分、花火の洪水のような光の饗宴の後、その花火の消えた後の夜空の暗さはひときわ、深く感じられるのではないか。その闇の深遠を見ることで、死の暗闇を身近に感じることができる。そこで死者を思う。そういうものではなかったのかと思う。だから、私は、花火は、その後の闇と静けさこそが本番ではないかと思う。

 

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