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2015年8月23日 (日)

平等とみんないっしょ(2)

ある人類学者によると、動物に対して人間の“食”ということの特異性を、“食”の革命として次の4点を指摘する。第一に、例えば、チンパンジーは食物を採った場所でしか食べないが、人間は採った場所から別の安全な場所に運び、そこで仲間と一緒に食べることを始めた。すると、いろいろな木の実とか葉や茎など食物を持ち寄り“食”という場をアレンジすることができる。そこから人間の社会性が始まった。“食”の社会化によって相手との関係をつくることができた、この食物の「運搬」が第1の革命。第2の革命は「肉食」。肉食動物が食べ残した肉を食べ、骨を石で割って内部の骨髄を食べた。これに対して、肉食動物は石という道具を使えないので、骨を割ることはできない。骨髄は非常に栄養価が高く、これにより、人間はエネルギーを多く消費する脳を大きくすることができました。このことが、脳のキャパシティが増大し、集団生活の社会的複雑さに対応できるようになり、人間の集団は次第に大きくなった。第3の革命は火を使った「調理」。火によってこれまで食べられなかったものも容易に食べられるようになった。さらに消化率の向上は胃腸を小さくできる。これで、人間は消化に費やすエネルギーを節約でき、そのエネルギーで脳をさらに大きくするチャンスに恵まれた。採食にかける時間も短くなり、余った時間で社会的な行動ができるようになる。集団は大きくなって、脳を使う必要性が高まる。第4の革命は「食料の生産」。つまり、人間が集団内で食物を分け合うことから、社会的な行動が始まったという。(確かに、猿の群れを見ていても、群れで集団で食物を得るが、群れの中で個々の猿は個々で食べて、分け合うことをしない。群れ内で食物の奪い合いすらする)以前、触れたが部落の人々の間で、狩りの獲物をみんなで分け合うのは、人間が動物から分かつものであるのに、資本主義の始まりは、その分け合いを崩壊させてしまう。ある意味、動物への逆戻りという視点もあると思う。

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