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2016年3月31日 (木)

ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2015(19)

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マネージャーたちを私がほめたたえるのは正当なことです。彼らこそ、本当のオールスターです。あたかもそれらがそれらの家族によって所有されたただ一つの長所かのように、彼らはそれらの事業を営みます。私は、それらの考え方が大きな公営企業の宇宙で見つけることができるのと同じくらい株主指向であると考えます。実際に働く際には金融的なことは必要ありません。ビジネスでホームランを打つ喜びはかれらには給料を受け取る以上なのです。

しかし、同じように重要なのは、我々のオフィスで私と働く24人の男女です。このグループは、効率的にSECその他の調整や多数の必要条件に対応し、30,400ページの連邦法人税申告の準備をしています。それは前年から6,000ページも増えました。彼らは州政府への所得申告の3,530のファイルを監督し、無数の株主およびマスコミの調査に応答する、年次報告を作成し、国の最大の年次会議に備えて委員会の活動を調整し、この手紙をチェックをしています。それには順調です。

彼らは陽気に信じがたいほど効率的に、これらのビジネス作業すべてを取り扱います。そして、私の人生を安楽で楽しくします。彼らの努力は厳密でバークシャーの関連範囲を上回ります。昨年、200の申し込みから選ばれた40の大学から来た大学生のQ&Aの対処をしてくれました。彼らはまた、私が受け取るありとあらゆる提案書を取扱い、旅行の手配をし、私の昼食のためのハンバーガーとフライドポテト(もちろん、ハインツ・ケチャップをたっぷりとつけて)の用意もしてくれます。これほど恵まれたCEOはほかにいないでしょう。私は毎日タップダンスを踊りたい気分で働いています。実際、私の仕事は、毎年、楽しみが増えています。

2015年、バークシャーの収益は160億ドル増加しました。しかし、見開きページ上部の2枚の写真を見てください。上の一枚は昨年のレポートからのもので、クリスマス昼食会のバークシャー本社のすべての従業員です。下の写真は25人が同じく今年のクリスマスの写真です。2015年は、誰も加わらず、誰も欠けませんでした。確かなことは皆さんは来年も同じ25人の写真を見ることになるでしょう。

皆さんは、このほかに非常に大きな会社を想像することができます。我々は世界中で361,270人を雇用しています。本部では安定した雇用の下で働いています。バークシャーで我々は数人の素晴らしい人々を雇い、彼らは我々と共にいます。その上、彼や彼女は必要でない限り、だれにも雇われません。そういうわけで、皆さんはバークシャーでリストラという言葉を聞くことはありません。

では5月2日、資本主義の揺り籠、オマハで会いましょう。そして、私の最高のギャングに会って下さい。

 

 

これで、2015年のバフェットの手紙の翻訳を終わります。

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