無料ブログはココログ

« 絵を分からないと言うこと | トップページ | スポーツはあそび? »

2016年4月28日 (木)

先日のN社の野望

懇意にしてもらっているアナリストのご厚意で、N社の決算説明会に行ってきました。ホールはアナリストやマスコミ関係で満員状態。日本のメーカーの傾向として、2016年3月期は好調で利益も伸びる結果となっていると思いますが、今年に入ったあたりから状況が好転せずに、各企業は次期については慎重な見通しをしている状況にあると思います。そのような中で、著名なN守社長は、どのような話をするかには、とても興味がある、というところでしょうか。
 社長は、いつもどおりのパワーで強気のコメントを連発していました。慥かに、実績は好調、力を入れてきた車載ビジネスや産業機械関係が漸く軌道に乗り、受注残も確保でき見通しがたってきて、今後は受注対応の生産設備や人員の確保、先行投資に力が入るということでした。それぞれのビジネスの説明も安定着実を強調していました。一方、新規のビジネスの説明もあって、中国の小型電気自動車とかヨーロッパの地域蓄電システムとか、未聞の話題もあって、成長戦略は強気でした。
 多分、本人は何も言っていませんが、自身のその後を見据えて、中長期で安定的な収益が見込める分野への種蒔きを積極的に推進しているようにも見えました。それだけに、各事業の比較的末節的な説明になって、全体として企業グループの先行きには触れていなかったのが、すこし気になりました。(もしかしたら、色々なところに進出しているのはいいが、社長本人も、全体を見渡しにくくなってきているのではないか)
 また、ものづくりに関して、国内回帰を方針として、かなり意識していたのも印象的で、中国のものづくりは5年先に日本の最大のライバルになると、警戒感を露わにする場面もありました。功成り名を遂げた経営者が、社会意識とか経営倫理に目覚めることがよくありますが、生産技術のレベルの底上げを日本のものづくりのために進めようと、それに大きな投資をすると、本気で言っているのが分かりました。
 多くの企業が、慎重になって、守りの姿勢をとるだろうと思われる中で、強気に攻めの姿勢を貫くのは凄い、元気になる説明会でした。私の勤め先のIRも、そういうものであってほしいと思います。

« 絵を分からないと言うこと | トップページ | スポーツはあそび? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564097/63550384

この記事へのトラックバック一覧です: 先日のN社の野望:

« 絵を分からないと言うこと | トップページ | スポーツはあそび? »

最近聴いたCD