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2016年7月26日 (火)

N社の決算説明会

懇意にしてもらっている証券アナリストの厚意により小型モーターを中心としたN社の第1四半期の決算説明会を見学してきました。いつものように創業者でもあるN社長のワンマンショーの1時間で、説明は20分で、残りの40分はたっぷり質疑応答という内容はいつもの通り、しかも、相次ぐ質問でその40分でもたりなくなって、タイムアップと強引に打ち切るのも、いつもの通り。しかし、その口調は心なしか力強さに欠け、体調が悪いのか、それまでのエネルギッシュな元気は後退している印象で、少し心配になりました。今期より決算を国際会計基準に変更したことと、急激な円高によって為替差損が大きく前年同期比で減収増益で(ドル建ての数値であれば増収増益とは言っていましたが)、全体としてマーケットは良い状態ではないと、今までにないネガティブなコメントが混じっていたのも少し気がかりです。しかし、この会社の創業事業でもあり、稼ぎ頭だったパソコン用小型モーターから自動車部品や産業機械の制御機構向けのモーターに主力がシフトし、売上増によるパイの拡大や増産のための生産設備の拡充によって、その営業利益率が10%を超え、ちかいうちに15%に達すると、利益体質は強まるとのことでした。驚いたのは「働き方改革」といって従業員に時間外勤務をさせない勤務体系にして効率がアップしたという説明は、24時間働くN氏からは今まででは想像できないことで、サプライズでもありました(氏の強引さが変わったのでしょうか、9割が外国人社員となったという時代の変化でしょうか)。
 また、M&Aについては去年は企業の価格が高値で買収には不利だったが、今は金融事情から価格が30%ダウンしたので、はM&Aを積極化したいとのこと。話題は、社外取締役を務めている通信系のS社が世界的な半導体メーカーA社を買収した件について、かなり時間をかけて話していたのは印象的で、S社のS氏は30年先を見ているので、私にはそこまで見通せないと前置きしつつ、買収価格は心持と高い買い物ではないかと、また半導体は進歩が速いので30年後と思っていたのが3年後になってしまうおそれもあるので、私には決断する勇気がないという本音も漏らしています。
 N氏の話す口調に元気さが欠けるのと、そのせいか施策についても今までの強引なほどのポジティブさが感じられなかったのが、少し気になりました。質問をしていたアナリストたちも、どこか気を遣っているように見えたりもしました。
 今回もO氏に感謝です。

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