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2016年10月16日 (日)

若い人は新しさを求めるか

 若い人は変化を求めるが年齢を重ねると保守的になってしまうということを、よく聞きます。だから、企業では新卒のような若い人材を入社させて、新しい変化の要素を求めるとか。
 しかし、幼い子を見ていると、変化を嫌う傾向があることが分かります。実際、幼い子供は毎日同じリズムで生活させないと、途端に機嫌が悪くなります。では、子供が新しさや変化を求めて冒険をするというのは嘘でしょうか。いや、そではなく、そういうようになるのは、その子がさまざまな学びを通して世界を知り、自分に自信をつけ、そしてその冒険を年長者が受け止めてくれる、と信じることができるようになってからです。それは、幼い頃に内向的だった人が成長して一転、外交的になることがままあるのは、その一つの例であると思います。
 また、政治的リベラルには知的水準の高い人が多いとよく言われます。これは蓄えた知識が人との違いを受け入れることを助けるからです。この意味では、よく成長した大人こそ、変化を受け入れる自信を持っていなければならない。知識のないイノセントな人が、新鮮な発想で革新を志向するかというと、主体的にそうこう方向に行くということはあまりないでしょう。むしろ、周囲の流れに順応しついていくか、誰かの影響でその人の後を追いかけるとか、の方が一般的ではないかと思います。
 私の個人的な経験を顧みると、今まで主に仕事の関係で様々な人に出会ってきました。偏りはあるかもしれませんが、そのなかで、現状に甘んじることなく、将来に向けて変化を志向するか否かは、若いからといってそうだとは限らず、むしろ、私から見て先輩といえる年配の人々に、そのような傾向の人が多かったのです。つまり、若いからといって変化を求めるとは限らず、むしろ発想が固く、従来の考えの枠から出られないケースが多かったのでした。むしろ、年配の人で、発想が柔軟で、自信をもってそれを語ることができる。その一方で他人の意見も受け容れることができる。しかも、そういう人の話すことは概ね具体的だったり、今、手がけている最中とかいったリアリティを強く感じさせるのでした。
翻って自分はどうなのか、と考えてみると、ここで口が重くなってしまいます。

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