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2017年3月25日 (土)

ジャズを聴く(45)~バリー・ハリス「ブレイキン・イット・アップ」

Breakin' It Up     1958年7月31日録音
 Jazharris_breakin All The Things You Are
 Ornithology
 Bluesy
 Passport
 Allen's Alley
 Embraceable You
 SRO
 Stranger In Paradise
 Barry Harris(p)
 William Austin(b)
 Frank Gant (ds)
 バリー・ハリスが28歳の時に作った初リーダー盤。彼の演奏の印象は地味で、自身のスタイルの根本となっているバド・パウエルのようなエキセントリックなところがない。それが、よく分かるのがこのアルバム。
 最初の「All The Things You Are」は、ミディアムスローでシミジミとした情感の表現は、しかし決してダレることのないビートの強さがあって、何度聴いても飽ることがない。次の「Ornithology」や「Allen's Alley」では、テンポがあがり、バックの気持ちよいブラシを感じながら、いかにもパウエルの影響を受けたピアニストといった演奏をしている。そこからは躍動感に満ちたプレイが飛び出してくる。それも力づくの勢いとは違う。ベーシストとドラムとの調和を保ちながら生み出されるスピード感。それが心地よい。パウエル派と呼ばれるピアニストは少なくない。中でもハリスは最高峰のひとりだということをみせつけるようだ。その出発点を、初々しく見事なまでに示してくれたのがこの作品である。 

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