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2017年6月25日 (日)

テレビっ子だった

テレビっ子だった。多少は、その記憶が残っている方であると思う。

111111111 多分、筒井康孝の『時をかける少女』を初めて映像化したのは、NHKの少年ドラマシリーズの第一作『タイムトラベラー』ではかったかと思う。この時に主人公の芳山和子を演じていたのが島田淳子だった。この時は丸顔の少女だった彼女は、その後浅野真弓と名を変えて、都会的に洗練れた雰囲気で石立鉄夫とコメディを演じていた。ちなみに、この時の少年ドラマシリーズは、このほかにも眉村卓の「ねらわれた学園」「なぞの転校生」、光瀬龍の「暁はただ銀色」「ゆうばえ作戦」とか、SFの佳作を取り上げていた(少年ドラマシリーズはSFだけでなく、小林信彦の「怪人オヨヨ」、獅子文六の「悦ちゃん」、ギリシャ神話による「少年オルフェ」や「けんかえれじい」なんか精力的にドラマ化していた)。「ゆうばえ作戦」に志摩みずえが出ていた。

ちなみに、浅野真弓が石立鉄夫と共演した「雑居時代」には子役時代の杉田かおるがでていた。また石立鉄夫と共演した村地弘美も忘れがたい。 

1111111112 菱見百合子のアンヌ隊員は、サイズが小さいと思えるほどパッツンパッツンのウルトラ警備隊のユニフォーム姿が鮮烈で、最終回のダンがウルトラセブンであることをアンヌに告白したときに、ガラッとポジからネガに画面が反転して、シューマンのピアノ協奏曲の冒頭のピアノとオーケストラのトゥッティが挿入される衝撃(ディヌ・リパッティのピアノとカラヤン指揮の名録音)は、涙なしには見られない。特撮ものでは、巨大ロボットの活躍するレッドバロンに出ていた牧れいは、とにかく、ミニスカート姿でのアクションがカッコ良かった。たぶん志穂美悦子とともに最初の本格アクション女優だったのではないか。一方、ロボットものでは「ジャイアントロボ」。後にプレイガールにもでていた片山由美子のファンは多いが、天才少女役の桑原友美は、その他にも子供向けドラマにちょくちょく出ていた。これも最終回の少年の命令に背いて(ロボットがら指令に従って動く)、悪の親玉を抱いて自爆するのも、涙を誘うものだった。 

1111111113 日テレ系列の熱血教師が主人公の学園ドラマもよく見ていた。タイトルに「青春」の二文字が必ず使われていた。中でも、浜畑賢吉が教師役の「進め!青春」はすぐに終わってしまって地味だった(その次が、村野武範の「飛び出せ!青春」)が、亀井光代が同僚の教師役だったのが、記憶に残っている。とくに、フェンシング部の顧問という設定で、フェンシングのスーツ姿には、ドキッとさせられた。この学園ドラマシリーズの生徒役で、記憶に残る人は多い。「でっかい青春」に出ていた菊容子。この人は「好き!好き!魔女先生」に主演して“アンドロかめ~ん!”と、ポカンと口を開けた表情で叫んで変身する姿を覚えている。また「飛び出せ!青春」で石橋正次のガールフレンドを演じた大田黒久美。「おれは男だ」で森田健作のライバル剣士の丹下竜子を演じた小川ひろみ。その他にも有吉ひとみ、水沢有美、なんかもそう。 

1111111115 地味な青春ドラマで「あしたに駆けろ!」で優等生を演じていたのが栗田ひろみ。このドラマはすぐ終わってしまったと思うが、ヒロインの鳥居恵子は人気があって、栗田ひろみは今でいえばアイドルのような扱いだった。この人は、その後、倉本聰が、後の富良野に引っ込んでモノローグばかり劇的緊張のない退屈なシナリオを書く前の未だ面白い頃のドラマで「6羽のかもめ」の6人の主人公のひとりとなった。ポッチャリした体形で丸顔の可愛らしい人だったが、不思議な翳りがあった。タイトルのかもめというのはチェーホフの戯曲に由来するが、それに通じる雰囲気があった人だった。

保倉幸恵は一部で根強いファンを持っているようで、高取英や川本三郎らはオマージュの文を発表しているほど。例えば、川本は「マイ・バック・ページ」で1章を割いて彼女の思い出を書いている。NHK銀河テレビ小説というシリーズの「黄色い涙」というドラマで、原作が永島慎二の青春劇画で、歌手、画家、小説家、マンガ家という夢に挫折し悩む主人公たちの行きつけの喫茶店のウェイトレスを演じ、天使のような存在に見えた。

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