無料ブログはココログ

« endless 山田正亮の絵画(6)~Work D 1970~1979 | トップページ | 不倫は政治家の能力と関係あるの? »

2017年8月10日 (木)

endless 山田正亮の絵画(7)~Work E ,Work F 1980~1995

Yamada2017worke280  Work Dの小部屋の次は、最後になりますが、大広間に出て、パッと開けるように、大作が展示されていました。それは、Work Dの息苦しさから一気に解放されたような爽快感を伴うものでした。説明によれば、1978年の個展で一躍注目されるようになったといいます。同じ頃にここで展示されているWork Eの作品群に描くものが転換していったということです。“その頃からスタイルは、また大きく変わります。色面は、筆のスクロールを強調した、動きを感じさせるものにとってかわられ、かなり大型のキャンバスが使われるようになります。徹底的に抑制をきかせてきたそれまでの画面と比べると、自由で開放的な表現に向かったといえるでしょう。その気になれば、線や色斑を人間や樹木の姿に見立てることさえできます。ただし、依然としてどの作品も。十字形や長方形、水直線や水平線が、骨格のように絵画を仕切っているのがわかる”と引用しましたが、その通りだと思います。それと、Work Dまでと色調が転換して、透明感がでてきて、鈍さは残しつつも、明るくなったという変化も大きいと思います。
Yamada2017workf116  この展示室に入った際の開放感と、以前に見た府中市美術館の回顧展では、このシリーズの作品の展示はなかったので、意外さに驚いたということもあって、インパクトの大きな展示でした。しかし、そのインパクトが薄れると、画面が大きくなったことと反比例して薄味の印象になったような気がしました。それゆえに、この後、山田はWorkというシリーズを終わらせて、Colorという単色をキャンバスに塗るパターンに転換していったのではないかと思いました。

« endless 山田正亮の絵画(6)~Work D 1970~1979 | トップページ | 不倫は政治家の能力と関係あるの? »

美術展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564097/65648099

この記事へのトラックバック一覧です: endless 山田正亮の絵画(7)~Work E ,Work F 1980~1995:

« endless 山田正亮の絵画(6)~Work D 1970~1979 | トップページ | 不倫は政治家の能力と関係あるの? »