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2017年10月21日 (土)

改革は現状維持?保守主義は現状維持とは違う

 「改革」とか「革命」というと従来の制度や状況をひっくり返してしまうほど大きく変えてしまうことだ。実際にそれが起こったときには、それまで通りの生活ができなくなることもあり得る。それは既得権益とまではいかないかもしれないが、安息だった生活がたちゆかなくなる可能性もある。だから、そういうことは社会の中で恵まれていない階級や集団を代表する政治家によって主張されるのが常だったはず。しかし、政権政党の政治家や都の首長が真っ先に主張する。もし、自身を含めた制度の革命をするとすれば、自身の地位を失うことも含まれることになる。革命の第一歩は政権を変えることであるはずだからだ。それを主張するということは、それは選挙民の人気取りができるからだろう。しかし、政権政党を支持している人々は何かしらの既得権益を有する人々のはずで、革命となれば、その人々の既得権益を否定しかねないはず。それにもかかわらず人気取りになると思われているのは、実は改革とか革命というのが、実のところ現状維持の意味に変質してしまっているからではないかと考えられる。既得権があって現状維持を続けていて、社会の変化から取り残されることになって、それまで手をこまねいて(さぼって)いたとこに、目先を変えて新たな現状維持を提案する。そうすると、人々は一時的な戸惑いはあるが、結果として、おなじような生活を続けられるということになる。
 そんな改革などになるまえに、現状維持に甘んじていないで、絶えず見直していく、そこには既得権益にならないように不断の競争にさらしていく、その典型が市場の自由競争だけれど、そうであれば適者生存で、社会の変化から取り残されることはない。しかし、既得権益を固定化したい人にとっては安心できない日々が続くことになる。それは制度を改革することにはならないが。こういう考え方を保守主義という。これに対して、前者の改革を求めるのは、革命主義とか、革新とか改革派という。近代社会では、現状維持は衰微と同じで、保守主義は社会が進歩しなければならないとうのが原則だからだ。その意味で、日本のいわゆる保守政党が保守主義とは言えないのではないか、と思うことがある。

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コメント

改革と革命はちょっと意味が違うように思うのですが。

OKCHANさん、コメントありがとうございます。慥かに教科書的な意味は同じではないですが、今の時期、選挙などで政治家の演説などでは同じもののように使っていることに対する揶揄と、この文章で述べているように、スタティックに状況を捉えて現状維持を続けるという姿勢の点では同列であるといことで、ダイナミックな姿勢である保守主義と対比させているので、あえて、同列にしています。

了解しました。
確かに政治家(特に野党)は意図的か、または無知なためか混同して使用していましたね。
保守が改革したらおかしいというような言説は首をかしげるものがありました。

OKCHANさんコメントありがとうございます。あの、この記事は「保守が改革したらおかしい」という、まさにそのことを主張しているのですが・・・

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