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2017年12月18日 (月)

熊野純彦「カント 美と倫理とのはざまで」

熊野純彦著「カント 美と倫理とのはざまで」を読んだ

自然は、人間の意志とは無関係に存在している。それを人は美しいと思う。その美しさというのは、そこに存在していることだ。在るべき姿がそこにある、ということ。必然であるということ。これに対して人間のつくる芸術美というのは、美しさという目的に適うことによる。その美しさという目的は人がつくるものであり、だから、人には自由がある。人間以外の存在、例えば、動物は自然という必然の中で、あるべきという必然に従って在る。人間もそういう面はあるが、在るという自然美にたいして芸術美を作り出すように、存在をする。それは人が目的をつくる自由があるからで、この目的の実質は幸福である。

というようにカントの『判断力批判』をざっと捉えている、みたい。みたい、と書いたのは、読んでいて、よく分からないまま素通りしてしまって、あまり引っかからなかったから。著者の著述は要領がいいのだろうか、スマートなのだろうけれど。その議論以前に、なぜ目的なのか、そういう発想の理由がよく分からない、それを当然のように説明されると、それを問うた形跡がないのか。

難しいなあ!

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