無料ブログはココログ

« 浜田知明100年のまなざし展~戦争を経て、人間を見つめる(4)~3.人へのまなざし 愛しいかたち 1974~2002年 | トップページ | 生誕150年 横山大観展(2)~第1章「明治」の大観 »

2018年8月15日 (水)

生誕150年 横山大観展(1)

2018年4月東京国立近代美術館
Yokoyama2018pos  この日は、終日用事で都心に出かけた。それも、午前と午後で別々の用事で、午前の用事が終わって、午後の要件までに2時間以上も時間が空いてしまった。会社に戻るのはできるが、往復だけで終わってしまう。その空いた時間で、もよりの美術館によってもるのもいいと、足が遠くなりがちな近代美術館に寄って見ることにした。一週間前に横山大観展が始まったばかりで、平日でちょうど昼の時間帯なので、まだ、それほど込み合っていないだろうと思ったことも。横山大観は5年前に横浜美術館の展覧会に行ったが、それほど感心したわけでもなく、評判のわりには・・・という印象でした。時間をつぶすにはちょうどいいと思い、立ち寄ることにしました。地下鉄の竹橋の駅の改札をでたところで、特設の椅子とテーブルで入場券の出張販売をしているのをみて、ギョッとした。地上に出て、毎日新聞社の前の信号で立ちどまっているひとたちは年配の(私も年配だが)いかにも横山大観を見に行きそうな人々の群れ、中に外人の旅行者のような人もけっこういる。この群れが美術館にすべて行くのであれば、会場は混雑しているかもしれない。美術館の入場券売り場は長蛇の列かと思っていたら、ガラガラだったが、人々は前売りを購入済みなのか素通りするように入口に向かっている。混み合うロビーを通り抜けて、会場に入る。老人ばかりかと思ったら、若い人も意外に多い。会場は、それなりに人が多かった。とくに人気作の前は人だかりになっていた。中には、いつも美術館では見かけないタイプの人も少なからず混じっていた。この人の人気はすごいものだと思った。もっと会期が進んで休日なんかだと、かなり混雑するのではないだろうか。でも、この人の作品は、そういう雰囲気の中で眺める方が似合っているのかもしれない。
 で、会場で主催者あいさつは、どこに掲げてあるか見つけられずにいたし、展覧会チラシも見つけられなかったので、後でホームページを見ました。以下に引用します。“横山大観(1868~1958)の生誕150年、没後60年を記念し、展覧会を開催します。東京美術学校に学んだ大観は、師の岡倉天心とともに同校を去り、日本美術院を設立。新たな時代における新たな絵画の創出を目指しました。西洋からさまざまなものや情報が押し寄せる時代の中、日本の絵画の伝統的な技法を継承しつつ、時に改変を試み、また主題についても従来の定型をかるがると脱してみせました。やがてこうした手法はさらに広がりを見せ、自在な画風と深い精神性をそなえた数々の大作を生み出しました。本展では、40メートル超で日本一長い画巻《生々流転》(重要文化財)や《夜桜》《紅葉》をはじめとする代表作に、数々の新出作品や習作などの資料をあわせて展示し、制作の過程から彼の芸術の本質を改めて探ります。総出品数約90点を展観する大回顧展です。”まあ、何も言っていないに等しいような形式的なもの、横山の作品には、このような儀礼的なものいいが一番ふさわしいかもしれません。一応念のために断っておきますが、いつも展覧会では作家の呼称についてはラスト・ネーム(名字)で呼んでいるので、例えば、ベラスケスとかルドンといった具合にです。だから、この人の場合も大観というファースト・ネームでなくて横山というラスト・ネームで呼んでいます。日本人画家は雅号と呼ぶとな場合分けが面倒なだけなのですが。あと、横山には儀礼的なのが似つかわしいといったのは、良い意味でも、この人の画風を反映しているかもしれないと思ったからです。その変のところは、作品を見ていきながら明らかにしていきたいと思います。

« 浜田知明100年のまなざし展~戦争を経て、人間を見つめる(4)~3.人へのまなざし 愛しいかたち 1974~2002年 | トップページ | 生誕150年 横山大観展(2)~第1章「明治」の大観 »

美術展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564097/67059847

この記事へのトラックバック一覧です: 生誕150年 横山大観展(1):

« 浜田知明100年のまなざし展~戦争を経て、人間を見つめる(4)~3.人へのまなざし 愛しいかたち 1974~2002年 | トップページ | 生誕150年 横山大観展(2)~第1章「明治」の大観 »