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2018年10月24日 (水)

決算説明会見学記~ピンチは最大のチャンス

 ある方の、ご厚意に甘えて、この数年の四半期決算の説明会を続けて見学させてもらっているN社の説明会が、今日の午前地あり、行ってきました。出席者は創業者で名物経営者の会長と財務担当の副社長とIR部長の3人だけでした。前回の説明会で後継者の新社長をお披露目したのですが、、その新社長はというと、買収した会社の経営改善に専心しているとのこと。会長さん曰く、決算説明会は経営者の業績を説明しているところで、現時点では新社長の業績ではないとのと、新社長が他人である永守の業績を説明したって意味がないだろ?と。新社長は経営改善を軌道に乗せ収益率を向上させたら、その説明を、この席でやります、とのこと。いかにも、この人らしい筋の通し方と思いました。
 さて、今回は、前回までと雰囲気が一転していました。それは内外の情勢の変化、それまでの景気回復基調がピークに達し、マーケットの風が止みつつある。実際に、同社では売上のトップラインはこの数Qでは横ばいになってきています。こんな時こそ、“風の吹かない時に凧を上げる”のが同社である、これをビジネスチャンスであるとして、第2Qの決算の説明はスルーして、これからどうするかの戦略方針を、最近にない熱さで語っていました。実際に、同社はこれまでも景気の悪いときにライバルと体力勝負を仕掛けてシェアを獲得して、ネックストステージの飛躍する基盤をつくってきたと言います。景気が落ち込めばM&Aの買収価格が安くなり、人を採りやすくなり、仕入れも安くなる。そこで、生産力を強化して従来の半額に近いような低価格で大量に供給すると、ライバルは競争についていけなくなり、また、あまりの低価格ゆえに、それまで潜在的だった需要が掘り起こされて、市場が拡大する。他社のシェアを獲得した占有率で、市場が拡大するので、売上の大幅な増加になる。それに伴いスケールメリットで収益も上がる。まるで絵に描いた餅ですが、実際にそれで実績があるわけですから。本人は強気です。M&Aや設備投資などもかなり積極的にやっているそうです。とくに、中国の情勢は、日本で言えば、高度経済成長の後半でドルショックやオイルショックに遭って一時的に成長に陰りが出たときと同じだと言います。日本は危機を克服し、一段と強い経済に脱皮し更なる成長をしていきましたが、中国も同じであり、今は、それを見越しての戦略を実行していると。やっぱり、この人は、後継者を指名したとはいえ、現役バリバリの経営者なんだなと思いました。元気をもらってきました。

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