イギリス風景画の巨匠 ターナー 風景の詩(5)~第4章 山岳─あらたな景観美をさがして

「スノードン山、残照」という作品は、画家の20代の頃の作品で、上手いです。横広の画面で、手前に丘が描かれていて、そこから谷が落ち込んで、その谷を隔てて遠景にして、そこに夕方の残照かあたることで山をクローズアップするような効果を生んでいる。そういう演出は巧みです。

このターナー展は上手い風景画家としてのターナーの作品をみていて、その中に数点の一線を超えた作品があって、私の場合は焦点は、どうしてもそっちにいってしまったのですが、それだけでも見られて良かったと思います。
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