生誕100年 いわさきちひろ。絵描きです(2)~Ⅰ.私の娘時代はずっと戦争のなかでした
終戦までの揺籃期のちひろを追い、画家としての原点と感性の形成を探るとのこと。ちょうど少女時代は昭和初期のモダニズムの時代で、20代が戦争の時期にあったという。ここもグッズばかり、戦災で作品は大半が消失してしまったということなので仕方ないのかもしれませんが。「なでしことあざみ」というどういうことのない作品。興味があるのは、このような平凡な作品を描いていたいわさきが、どういうようにして、スーパーテクニックで大胆に空間を切り刻むような作品に結び付くのかということです。このお絵描きを見ている限りでは、色遣いも重苦しいし、後年の作品とは結び付かない。
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