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2019年7月22日 (月)

村田純一「味わいの現象学─知覚経験のマルチモダリティ」(8)~第2章 感覚のスペクトル(6)

4.「感覚のスペクトル」のモデル
 これまでの議論を踏まえて、まとめて感覚様相のスペクトルのあり方を直観的分かりやすくするためのモデルを提示します。それを色彩のスペクトルの応用とでもいうものです。我々が日常的に見ている色をスペクトル分析してみると、日常的に赤、黄、緑、青などのように原色といわれている色は、実際には混合したスペクトルから成っている色ということです。つまり、すべての波長の要素を含んだ色ということです。この色彩スペクトルの例と類比的に、我々が日常生活の中で、純粋に視覚経験、聴覚経験などとみなしている経験もまた、実際には多様なすべての感覚様相の混合によって成立している。つまり、マルチモーダルなのだと考えます。しかしそのなかで、どのような感覚様相が支配的となるかによって、あるいはどのような対象に注意をむけるかによって、その都度の感覚様相が確定したものとみなされる。

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