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2020年4月15日 (水)

ブダペスト─ヨーロッパとハンガリーの美術400年(1)

Budapestpos  1月末に 国立新美術館で見てきた「ブダペスト─ヨーロッパとハンガリーの美術400年」の感想をまとめました。
 10年以上前に各企業の担当者が集まって勉強会をしていたが、今夜は、その時のメンバーによる同窓会。毎年、新年会の時期に池袋でやっている。それで都心に出る時間を少し早めて、寄ってみることにした。山手線の原宿駅は工事中で、平日の昼過ぎの頃にも関わらず混雑していて、工事で通路が狭くなったりして、混雑に拍車をかけるようだった。地下鉄に乗り換え、乃木坂の静かな方の改札で降りる。新美術館は、けっこう混雑することがあるが、この展覧会はどうなのだろうか、会期のちょうど中間の頃合いで、人気が出た展覧会であれば、混雑が激しくなってくるところだ。千代田線の駅を出たところに、この展覧会の特設売り場があった。美術館では人手を予想しているようで、案内(呼び込み)の人が、冷たい風の吹く中で立って大きな声を出していた。しかし、売り場は閑散としていて、個人的には安心した。混雑したところで絵を見たいとは思わない。美術館に入っても受付で、呼び込みのように係員が声をかけていたが、会場は、そこそこの人出で、まあ、落ち着いて見ることができる程度。平日の昼間だからかもしれない。若い人がいるのは学生だろうか。外国人の姿も目に付いた。私のようなスーツ姿のおじさんは、あまりいないようだ。
 最初にイントロダクションとして、展覧会チラシのあいさつを引用します。“日本とハンガリーの外交関係開設150周年を記念し、ハンガリー最大の美術館であるブダペスト国立西洋美術館とハンガリー・ナショナル・ギャラリーのコレクション展を開催します。両館の所蔵品がまとまった形で来日するのは、じつに25年ぶりとなります。本展では、ルネサンスから20世紀初頭まで、約400年にわたるヨーロッパとハンガリーの絵画、素描、彫刻の名品130点が一堂に会します。クラーナハ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルノワール、モネなど巨匠たちの作品に加えて、日本では目にする機会の少ない19~20世紀ハンガリーの作家たちの名作も、多数出品されます。「ドナウの真珠」と称えられるハンガリーの首都、ブダペストから一挙来日する珠玉の作品群を、ぜひご堪能ください。”こういうのって形式的な文章であることが多いのですが、これは最たるものですね。引用した文章には主語がひとつもないです。つまり、このあいさつ分から分かることは、主催者は、「こうやりたい」という意図をもたず、したがって単に美術館のコレクションを持ってくるというだけで、おそらく膨大なコレクションがあると思いますが、その中から持ってくる作品を選別する際に、「こういうのを見てもらいたい」とでもいうようなものが強く起こらなかった。例えば、この文章の中に内容についての言及が一言もありません。したがって、展示作品の選別は、よく言えば網羅的、裏面から意地悪く言えば可もなく不可もない。そういう姿勢が見て取れる文章だと思います。では、実際の展示がどうだったか、見ていきたいと思います。
 で、最初に結論から言うと、可もなく不可もない方だったという感想です。だいたい。「何とか美術館展」とかいう展覧会は、とくに今回のような国立の美術館のコレクションを持って来て展示するのは美術館単独というよりは外交セレモニーの側面もあるのでしょうか。したがって、こんな風になってしまいがちです。だから、展覧会をみるというより、展示作品を個々にみて、気に入ったものがあればOKという見方に。どうしてもなってしまう。だから、「何とか美術館展」という仰々しいタイトルなんぞより、〇〇と××の作品を展示してますの方が見る者には親切だと思います。そういうものでした。ということで個々の作品を見ていきます。

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