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2020年4月21日 (火)

ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」2019(1)

 2020年2月22日、バークシャ・ハサウェイのホームページに、ウェーレン・バフェットの「株主への手紙」の2019年版が掲載されました。
 これから、その全文を日本語にして、ここで掲載していきたいと思います。ただし、下手な訳、というよりも直訳に近いだろうから、読みにくいと思われた人は、原文を当たってみてください。
 下のURLにあります。
https://www.berkshirehathaway.com/letters/2019ltr.pdf
 それでは、少しずつ訳していきたいと思います。このような拙い翻訳を始めて10年以上となりますが、以前は全部終わったところでまとめてアップしていましたが、数年前から、ある程度進んだところで、その都度アップするようにしました。そのため、仕事の都合や翻訳のペースによってアップの時期が一定しませんが、我慢してお付き合いください。また、今年は諸事情あって、例年に比べて手をつける日々が大幅に遅くなってしまいました。ちょうど、新型ウィルスの流行前にアップされたものなので、少し時宜を逸したかもしれません。それでは、始めて行きたいと思います。


バークシャ・ハサウェイの株主の皆様
 2019年のバークシャーは一般会計原則(一般に「GAAP」と呼ばれる)に基づく株主価値をトータルで814億ドル増やすことができました。この内訳は次の通りです。営業利益の240億ドル、投資証券の売却によって得たキャピタル・ゲインの37億ドルと我々の投資持分の中に含まれていた未実現のキャピタル・ゲインの増加による537億ドルの利益です。これらの収益は、税引き後ベースでの表示です。
 ただし、この537億ドルの営業利益には註釈が必要です。これは、2018年に課された新しいGAAPルールの結果であり、そのルールでは持分証券を保有する会社が、それらの証券の未実現利益および損失の純変動を収益に含めることを要求しています。 昨年の手紙で述べたように、バークシャーを管理する私のパートナーであるチャーリー・マンガーも、私もそのルールに同意していません。
 実際、会計専門家によるこの規則の採用は、会計ルールの基本的な考え方における記念碑的ともいえる大きな変化でした。 2018年まで、GAAPは、証券取引を行う企業を除いて、株式ポートフォリオ内の未実現利益は決して利益に含まれるべきではなく、未実現損失が「一時的ではない」とみなされた場合にのみ含まれるべきであると表明していしました。現在、バークシャーは、所有する株の上下の変動のたびに四半期の収益に含み入れることが必要となりました、その変動は気まぐれなものです。しかし、これは多くの投資家、アナリスト、コメンテーターにとって重要な情報なのです。
 バークシャーの2018年と2019年は、新しいルールに関する我々の論拠をはっきりと示しています。2018年、株式市場の低迷により、未実現利益の純額は206億ドル減少したため、GAAP収益は40億ドルにすぎませんでした。2019年、株価の上昇により、前述の537億ドルの未実現利益が増加し、GAAPの収益はこの手紙の冒頭で報告された814億ドルに押し上げられました。 これらの市場の変動により、GAAP収益は1,900%という大幅な増加となりました。
 一方で、現実世界といえばいいのでしょうか、会計の領域とは対照的に、バークシャーの株式保有額は2年間で平均約2,000億ドルであり、保有する株式の本源的価値は期間を通じて着実かつ大幅に増加しました。
チャーリーと私は、前年とほとんど変わらなかった2019年の営業利益に焦点を当て、未実現の損益の変動が含まれている投資による四半期および年次の利益または損失を無視することをお勧めします。
 私の言っていることは、バークシャーへの投資の重要性を決して減らすものではないということです。 時が経つにつれて、チャーリーと私は、非常に不規則なタイミングではありますが、かなりの利益をもたらすと期待しています。 私たちが楽観的である理由を確認するために、次の議論に進みます。

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