白髪一雄 KAZUO SHIRAGA a retrospective(8)~第7章 フット・ペインティングへの回帰と晩年の活動
“白髪は1974年に延暦寺で激しい仏道修行を修めて以後、スキージで円相を多く描きます。しかし動きに乏しい円の反復で制作は停滞し、それに気づいた白髪は、改めてフット・ペインティングに回帰します。それは単なる回帰ではなく、精神の凝縮を感じさせる充実した作品群を生み出すことになりました。”と展覧会ホームページで説明されていました。晩年といっても、パワーの衰えは見えません。むしろ、ここまで作品を見てきた、私の方が疲れを覚えました。ここまでくると感想の言葉が出てこなくなってしまうほどです。一応、作品をひとつ置いておきます。「群青」という作品です。この青の黒っぽいようで、透き通るような純粋な青の味わいは、これまでの作品にはなかったものです。
この後、スケッチとか小品の水彩とかがたくさん展示されていました。
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