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2020年5月 7日 (木)

白髪一雄 KAZUO SHIRAGA a retrospective(1)

Shiragapos  2020年1月に 東京オペラシティ・アートギャラリーで見てきた「白髪一雄 KAZUO SHIRAGA a retrospective」の感想をまとめました。今年から有給休暇が義務のようになって、その消化で、昼過ぎ初台の駅を降りた。ちょうど昼休みの時刻で、駅の周りは、そういう人で行き交っていた。あまり、ギャラリーに行くような雰囲気でではないような。初老のサラリーマン姿で、しかも現代アートのような展覧会で、少しギャップを意識した。展覧会は、会期が始まったばかりだし、平日の昼過ぎで、現代アートっぽいものだから、空いているだろうと思った通り。来ているのは若い人が多いような、ちょっとオシャレな感じの、そういう人がちらほら、地味な背広姿は少し浮いた感じだった。展示は、作品タイトルだけで説明が一切ないという潔いくらいすっきりしたもの。こういうハッキリした姿勢は好きだ。会場の雰囲気も、作品を見ることだけに集中できる(当たり前のことなんだけれど)、いい展覧会だった。
 さて、白髪一雄という人について、いつものように私は詳しい知識がないので、展覧会チラシにあった挨拶文を引用します。“白髪一雄は、戦後日本の前衛芸術を牽引した具体美術協会の中心メンバーとして知られ、近年改めて国際的に熱い注目を集めています。兵庫県尼崎市に生まれた白髪は、具体美術協会に参加する前年の1954年より、床に広げた支持体に足で直接描く「フット・ペインティング」の制作を始め、その実践と探求により、未知の領域を切り拓いてゆきます。従来は制作の手段にすぎなかった身体運動(アクション/パフォーマンス)をまさにShiragafoot 画面の主役に据えるそのラディカルな方法は、既存の芸術的、社会的な常識を一気に飛び越え、人間がものを作る行為の原初にたち返る画期的なアイデアでした。具体美術協会解散後も先鋭な制作原理を貫いた白髪の作品は、空間や時間、物質や運動のなかで人間存在のすべてを燃焼させる圧倒的な力をはらんでおり、同時に、絵具の滴り、滲み、粘性や流動性、堅牢さ、といった油彩画ならではの魅力を豊かに備えています。白髪の探求は、人間の資質と感覚をいかに高めるかという問題や、宗教的な精神性の問題など、独自の人間学的アプローチを含んでおり、様々な視点からの検証を待っています。白髪の没後10年以上を経て開催する本展は、東京で初の本格的な個展として、初期から晩年までの絵画約90点をはじめ、実験的な立体作品や伝説的パフォーマンスの映像、ドローイングや資料も加え、総数約130点で作家の活動の全容に迫ります。”私は現代美術をはじめとして、知識はあまりないので、あまり理屈みたいなことは分からなくて、この人がフット・ペインティングというのも知りませんでした。展示の最後のところで、その模様の動画が放映されていたのをみて、はじめて知りました。そういうことを別にして、例えば、展覧会チラシにある作品は、ぐちゃぐちゃのように見えて、何重もの線のテクスチャというか絵の具の色が多彩に変化していくのが、とてもキレイだと思ったからです。こういう作品は、あまり区立を考えずに、そのキレイさを見ているだけで楽しい。そういう視点で、作品について感想を述べていきたいと思います。

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