2023年に読んだ本
今年1年間で読んだ本は、以下の55冊。年間100冊は遠くになりにけり。若い頃は、毎月総合雑誌を読みながら、そのほかに年間100冊読んでいたのに。ペースも遅くなったし、読解力も落ちてきたのを痛感している。読んでいて、どこを読んでいるのか忘れてしまうことが何度かあった。今年は、以前読んだ本を再び手に取って読み直したりしたが、それらの本について、以前に読んだはずなのに、内容を覚えていないことが多かった。これで、今年も終わり、来年はどんな本を読むのだろうか。
加藤陽子「戦争の日本近現代史─東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで」
八重樫徹「フッサールにおける価値と実践─善さはいかにして構成されるか」
森本恭正「西洋音楽論─クラシックに狂気を聴け」
源河亨「『美味しい』とは何か─食からひもとく美学入門」
三谷博「維持維新を考える」
リチャード・パワーズ「惑う星」
モリス・バーマン「神経症的な美しさ─アウトサイダーが見た日本」
川田稔「日本陸軍の軌跡─永田鉄山の構想とその分岐」
小林英夫「日本軍政下のアジア─『大東亜共栄圏』と軍票」
坂口ふみ「〈個〉の誕生─キリスト教教理をつくった人々」
佐藤彰宣「〈趣味〉としての戦争─戦記雑誌『丸』の文化史」
貞包英之「消費社会を問いなおす」
井筒俊彦「ロシア的人間」
高宮利行「西洋書物史への扉」
川田稔「日本陸軍の軌跡─永田鉄山の構想とその分岐」
加藤陽子「戦争まで─歴史を決めた交渉と日本の失敗」
佐藤優「宗教改革の物語─近代、民族、国家の起源」
御子柴善之「自分で考える勇気─カント哲学入門」
秋元康隆「意志の倫理学─カントに学ぶ善への意志」
渡邊義浩「論語─孔子の言葉はいかにつくられたか」
三谷博「愛国・革命・民主─日本史から世界を考える」
関曠野「民族とは何か」
堀朋平「わが友、シューベルト」
富山豊「フッサール 志向性の哲学」
川北稔「民衆の大英帝国─近世イギリス社会とアメリカ移民」
加藤典洋「もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために」
辻田真佐憲「『戦前』の正体─愛国と神話の日本近現代史」
斎藤慶典「私は自由なのかもしれない─〈責任という自由〉の形而上学」
中畑正志「アリストテレスの哲学」
橋本治「失われた近代を求めて」
若松英輔、山本芳久「キリスト教講義」
小野雅章「教育勅語と御真影─近代天皇制と教育」
川北稔「イギリス近代史講義」
コルナイ・ヤーノシュ「資本主義の本質について─イノベーションと余剰経済」
小坂井敏晶「矛盾と創造─自らの問いを解くための方法論」
小島毅「靖国史観─幕末維新という深遠」
八鍬友広「読み書きの日本史」
斎藤慶典「『東洋』哲学の根本問題─あるいは井筒俊彦」
東島誠「「幕府」とは何か─武家政権の正当性」
神長幹雄編「山は輝いていた─登る表現者たち十三人の断章」
関口安義「「羅生門」を読む」
小坂井敏晶「民族という虚構」
大沼保昭「「歴史認識」とは何か」
轟孝夫「ハイデガーの哲学─『存在と時間』から後期の思索まで」
三谷太一郎「日本の近代とはなにであったか─問題史的考察」
今井むつみ、秋田喜美「言語の本質─ことばどううまれ、進化したか」
佐々木俊尚「この国を蝕む「神話」解体」
冨田恭彦「カント入門講義─超越論的観念論のロジック」
稲垣義典「神とは何か─哲学としてのキリスト教」
東浩紀「訂正可能性の哲学」
渡辺保「吉右衛門─「現代」を生きた歌舞伎役者」
今井むつみ「ことばと思考」
古田徹也「謝罪論─謝るとは何をすることなのか」
北澤憲明「境界の美術史─「美術」形成史ノート」
十重田裕一「川端康成─孤独を駆ける」
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