無料ブログはココログ

« ヒルマ・アフ・クリント展(1) | トップページ | ヒルマ・アフ・クリント展(3)~2章 精神世界の追求 »

2025年4月 6日 (日)

ヒルマ・アフ・クリント展(2)~1章 アカデミーの教育から、職業画家へ

 習作時代および初期の作品です。
Klintstudy  「人体研究、男性モデル」という1885年のスケッチで、アカデミーでの学習の記録のようなものですが、抽象画を描くような前衛の雰囲気は微塵も見られず、穏健というか正統的というか、真面目な優等生という印象です。ただ、例えば前に踏み出した右足のひざの付近で骨を描いていたり、左足の膝下では骨と筋肉を描いているところが面白いところです。
 Klintschechi アカデミーを優秀な成績で卒業すると、職業画家の道を歩み始め、そのころの肖像画や風景画が展示されていましたが、穏健というか、一般の人が絵画というと、こういうものだというものです。絵本の挿画もありました。でも、作品そのものとは別に、学校を卒業して間もない画家に注文があったということが、私には少し驚きでした。このポピーのスケッチは、その頃に描かれたもののようです。花と蔓のように伸びる茎を緻密に描いていて、かなり力が入っているように見えます。この後に、続々と出てくる、この人の抽象的な作品の中で、植物の蔓が伸びるイメージとか花が咲くイメージは大きな要素としてよく出てくるので、この頃から、本人には自覚がなくても、自然と気持ちが入っていたのかもしれません。

 

« ヒルマ・アフ・クリント展(1) | トップページ | ヒルマ・アフ・クリント展(3)~2章 精神世界の追求 »

「美術展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ヒルマ・アフ・クリント展(1) | トップページ | ヒルマ・アフ・クリント展(3)~2章 精神世界の追求 »