清水 礼子: 破門の哲学―スピノザの生涯と思想
スピノザの思想の具体的な分析と著者の主張するところが食い違っているような気がする。評伝としては感動的かもしれないが、説得力に欠ける気がする。 (★★★)
佐藤 優: 甦るロシア帝国 (文春文庫)
宗教の議論はパスだけれど、人情話として読ませる。 (★★★★)
浅野 俊哉: スピノザ共同性のポリティクス
(★★★)
佐藤 俊樹: 桜が創った「日本」―ソメイヨシノ 起源への旅 (岩波新書)
ソメイヨシノというものの曖昧性、さくらというものの両義性を、それを捉えた日本人の認識まで視野に入れた、知的ミステリー (★★★★)
本田 由紀: 軋む社会---教育・仕事・若者の現在 (河出文庫)
専門?的な学者さんだからか、運動をやっているからか、どうも視野の狭さが目に付く。データ分析はそれなりに手際いいのに、全体としての意見を話し出すと内輪の楽屋話のレベルに落ちてしまう。この人は自分の頭で考えていない。 (★★★)
佐藤 俊樹: 不平等社会日本―さよなら総中流 (中公新書)
惜しむらくは少し古くなってしまったこと。データだけでも更新してほしい。分析結果は現在でも通用する。素晴らしい分析。 (★★★★)
今野 敏: 疑心: 隠蔽捜査3 (新潮文庫)
中高年サラリーマン向け、応援小説 (★★★★)
中山 康樹: かんちがい音楽評論[JAZZ編]
楽屋落ちなのか、本人も分かっていないのか、言っていることが不明瞭で、自分だけ偉いことを自慢したいようにしか読めない (★★)
マシュー・スチュアート: 宮廷人と異端者 ライプニッツとスピノザ、そして近代における神
手際よくまとまった小説的解説書 (★★★★)
金井 美恵子: ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ
この人の作品は、読む人が馬鹿かどうかが試される。基本的に、この人は馬鹿が嫌いなのだ。断片をパッチワークのようにつなぎ合わせ、読む人のセンス、賢さにより味わいは弥増す。 (★★★★★)
沼上 幹: 戦略分析ケースブック―サントリーエルピーダメモリ新聞業界家電量販店業界京セラ
経営戦略白書として、毎年出ていたものが、新たな体裁で出されたもの。昨年の白書が薄味になって心配しいたが、その心配を吹き飛ばすような充実した内容。エルピーダは本書では経営を評価していたが、実際にはああいうことになったのは、残念。このペースで来年以降も続けて欲しい。 (★★★★★)
高橋洋子: HARMONIUM
(★★★★)
高橋洋子: ピチカート
記事としてアップしています。 (★★★★)
Bob Welch: French Kiss
フリートウッドマックをポップバンドとして再生させた陰の功労者「枯れ木」や「神秘の扉」とぃった佳作アルバムを発表するも、脱退後に「噂」がミリオンセラーになり、ビッグネームになったが、その時ウェルチの姿はなかった。このアルバムでは、ロックの暴力的な匂いを残しつつ、ポップに洗練させた彼の特徴がよく出ている。ビートルズに通じる親しみやすいメロディーだが、どこか冷めたドライな視線があってベタなポップにならず、聴き流すことを許さないハードさがうる。堅苦しいことはおいても、冒頭の「センチメンタル・レディ」はミリオンセラーになった曲だし、「エボーニー・アイズ」なんかはポール・マッカートニーが歌ってもおかしくない。 (★★★★)